たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画のこと/映画感想(新作もしくは比較的新しめの作品)

映画感想/エブリシングエブリウェアオールアットワンス

toughy.hatenablog.com ボクが上の記事をUPしたのは昨年の5月の頃、米国でとても流行っていてとても面白そうだったので日本公開を今や今やと待っていた、ところがなかなか公開が決まらない、でもここまで公開が遅くなった理由が分ったよ、配給会社は日本人に…

映画感想/別れる決心

世界的に評判の韓国映画<別れる決心>がいつものごとく世界公開どん尻でやっと日本で公開されたので観てきた、、、ミステリーに詳しくないのでよく分からないのだが、おそらく様々なミステリー映画のエッセンスを詰め込んでいるような気がする、、、海の断…

映画感想/西部戦線異状なし

19987年に映画史のエポックメイキングともいえるスピルバーグの<プライベートライアン>が発表されて以降の戦争映画の殆どが<プライベートライアン>の亜流だ、、、この映画もそうであったようにリアルという名のもとグロく描かれる、それはそうなのだ戦場…

映画感想/PLAN75

どこかの映画祭で賞を獲って昨年ちょっと話題になったけど、次男が「ダメだこりゃ」とネガティブに語っていたので積極的に見る気が失せていたが、近々ドイツから撮影クルーがやって来て東京の高齢者の実態をドキュメンタリーで撮りたいとのことだったので、…

映画感想/イニシェリン島の精霊_The Banshees of Inisherin

指摘されることの多いあのスピルバーグ同様にマーティンマクドナーは筋金入りの「肉体損壊フェチ」だ、この映画でも他の彼の全作品でも人間の身体の部分的な欠損を必ず描写している、、、そして「窓」本作では多用しているが、これも彼の全作品で窓越しのシ…

映画感想/アバター_ウェイオブウォター

結論から言うと「すげえ~おもろかったぜ~」 正直、前作に対して高評価ではなかった(嫌いではない)ので観ることに躊躇していたのだが、ここで見逃がしたら後悔しそう、二度とI-MAXで観るチャンスは訪れないかもしれない、そんな強迫観念から、それにケニ…

映画感想/佐々木、イン、マイマイン

ずっと気になっていたが、やっと観ることができた<佐々木、イン、マイマイン>、とてもいい映画だ、、、内山拓也、長編と短編を交互のように撮っている、濱口が言っているローテだね、そのうちこの映画を超える作品を生みそうな予感がある、、、 物語は、高…

映画感想/マイブロークンマリコ

父親からも恋人からも暴力を受け続けてきた幸薄い子マリコは「壊れて」しまっているのかもしれない、、、ただ唯一主人公のシイちゃんだけが彼女の支えだったのだが、無二の親友にも知らせることなくマリコは自殺した、、、そして主人公は父親からマリコの遺…

映画感想/東京2020オリンピック_SIDE:B

競技シーンは最小限で、アスリートの姿ではなく多くの時間をオリンピックの裏方たちにフォーカスしたSIDE:B、、、市川崑はアスリートの肉体にフォーカスしたが、2020ではコロナを避けるわけにはいかないし、3.11も然り、オリンピックを支える人々を捉えると…

映画感想/東京2020オリンピック_SIDE:A

いろいろ問題ありと言われている河瀬直美を監督に据えた<東京2020オリンピック>そのSIDE:Aを鑑賞してみた、、、世間で言われるほど悪い出来ではない、監督の思いや思想が色濃く反映する心配もあったがそんなこともなかった、むしろ冷静に客観的に事実を捉…

映画感想/アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~

本命<RRR>対抗<別れる決心>を退け、ゴールデングローブ賞非英語映画賞に輝いたAmazonPrimeVideo配信作品<アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~>をさっそく鑑賞してみた、、、 物語は、軍のクーデターにより長らく独裁軍事政権下にあったアルゼンチン…

映画感想/RRR

やっと鑑賞、、、米国で大受けして、アジア映画でありながら、そしてアクション映画でありながら、米国アカデミー賞では作品賞にノミネートされそうな<RRR>、、、アカデミー賞もそうだが、<ダイハード><マッドマックス怒りのデスロード>のように十数年…

映画感想/arc_アーク

石川慶の作品の中で評判が芳しくない昨年の作品、、、でも、言われるほど悪くなかった、、、ロケーションがいいから良い画がたくさん撮れている、やはり映画はロケハンだな、ローケションだなぁ、、、 不老不死、若さとは、老いとは、生きるとは死ぬとはにつ…

映画感想/老後の資金がありません!

こういうのを観ると、あらためて『伊丹十三だったらもっと面白く撮れただろうなぁ』と思ってしまう、、、落としどころが「金ではなく老後の生き方の価値観」なのは正解だとしても、たとえば生前葬のシーンなどが巧く撮れてないから、これ映画なの?テレビド…

映画感想/ケイコ_目を澄ませて

イーストウッドの<ミリオンダラーベイビー>はチャンピオン戦を優勢に進めていた主人公が栄光の座に手をかけた瞬間絶望の淵に落とされる映画だ、、、当時、この映画について知人の若者に感想を求めたら「ぅぅん、微妙ですねぇ、せっかくのボクシング映画な…

映画感想/キャメラを止めるな!

映画において伏線回収は観客の喜ぶところだが、その伏線回収に重点をおいた「大伏線回収映画」といえば<カメラを止めるな!>だ、そのフランス版<キャメラを止めるな!>、、、映画の制作現場で古い撮影監督は「キャメラ」と呼ぶことが多い、一方テレビの…

映画感想/グッバイクルエルワールド

オープニング、一台のミントブルーのサンダーバードが夜の街を行く、ソウルミュージックをバックにタイトルが出る、ジャッキーブラウンのようなタイトル、、、そうか、監督はタランティーノが好きなんだなぁ、タラちゃんのような映画の始めり始まり~のお知…

映画感想/マイスモールランド

監督の川和田恵真も英国人と日本人とのハーフだそうだ、見た目は白人に見える、、、クルド人の主人公の少女を演じた嵐莉菜もドイツ人と日本人やイランやロシアの血が混じっているそうだ、日本における外国人の立場をよく知る監督と主演女優が、当地で迫害を…

映画感想/タミーフェイの瞳_The Eyes of Tammy Faye

実在の伝道師夫婦の成功と破綻のお話し、、、伝道師って聞いてもピンとこない、本来は違うのだろうがここでは宗教SHOWを行って金を集めるビジネス、、、自前のテレビ局まで持ち、そこで流す番組のメッセージや涙や歌と踊りを見て寄付を申し出る視聴者たちを…

映画感想/クナシリ

ロシア人監督による現状の国後島の様子と遠い日本人先住人たちの記憶を客観的に記録した一本、、、 中国が嫌いなのではない中国共産党が嫌いなのだ、韓国が嫌いなのではない反日教育を推し進めた人々とそれに盲従する愚かな人々に呆れるのだ、、、しかしロシ…

映画感想/ブルーバイユー_Blue Bayou

リンダロンシュタットの「BlueBayou」♪はボクのお気に入りの一曲、この作中でも主人公の女性が歌うシーンがあり聴き惚れる、、、 ピンクの水上、ブルーの水中、、、強烈な色で圧倒して幕を開く、ところがそこに登場する人々の世界はグレーに見える、、、そこ…

映画感想/英雄の証明

今ではムショ暮らしかな?イランの名匠と称えられたアスガーファルハディのいわくつき、というか賞に泥を塗ったカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品、、、 日本では落とした財布が戻ってくることはよくあることだが、それは世界基準からすると驚くべきことら…

映画鑑賞/ブレットトレイン

次から次へと新幹線(らしき鉄道)に殺し屋が乗り込み、居合わせた同士が殺し合う、、、何のために、誰によって、、、東京駅(秋葉原っぽい)から京都駅(近未来的な)へ、ワンシュチュエーションコミカルグロアクションムービー、、、 めちゃくちゃ面白かっ…

映画感想/パリ13区

今年公開されてとても評判の良い映画だったので観ることにしたが、<地下室のメロディ>を彷彿されるオープニングにツカミはOK!だったが、世間で言われるほど感心はしなかった、(音楽は全編通してとてもいい)、、、パリの13区は中国系やアフリカ系の人々…

映画感想/グリーンナイト

デヴィッドロウリーは決して見逃せない、だから例え苦手な中世物であっても行くしかない、、、そうりゃ、ロウリーだから<ゲームオブスローンズ>みたいなものを期待はしていなかったが、それを期待した観客はきっと肩透かしを喰らったことだろう(エンタメ…

映画感想/MEMORIAメモリア

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞<ブンミおじさんの森>のタイのアビチャッポンの昨年のカンヌでも話題になった作品、、、リズムがツァイミンリャンに似ているんだよね、もしくはラヴディアスっぽくもある、といえば分かる人には分ると思うが、FIXの1シー…

映画感想/ザリガニの鳴くところ_Where the Crawdads Sing

あらすじ 1950年代。幼い頃に家族が散り散りになってからというもの、キャサリン・クラーク(カイア)はノースカロライナ州の湿地帯で一人たくましく生き抜いてきた。そんな彼女にとって唯一の友人がテイト・ウォーカーであった。カイアはテイトから文字の読…

映画感想/ある男

夫が死んだ、実の兄が弔問に訪れ遺影を見ると、「弟ではない」と主張した、、、いったい死んだ夫は誰なのか?戸籍を替え別人になりすましていた男の身元を探す物語、、、 予想外の展開を期待していたのだが、とくに予想外の展開もなく、想定内の中で進行する…

映画感想/シンウルトラマン

新作でありながら課金なしで配信しているAmazonPrimeは太っ腹だ、、、 岩松了は本作と<大怪獣のあとしまつ>の両方に同じような役柄で登場している、、、そして<大怪獣のあとしまつ>には<シンウルトラマン>の脚本を知っていた節がある、知っていて言わ…

映画感想/すずめの戸締り(伏字で戸締まり中)

ネタバレではなく、感想自体が伏せた方が良いと思うので、この映画の感想に関しては伏字とする、、、(カーソールでなぞる)⇒金輪際、新海の映画は見ない!仏の顔も三度までだ!<君の名は。>以降そのたびに独りではなく誰か脚本家と共同でやった方が良いと…