好きな本のこと
らん姐さんが 「なまえのないねこ」という絵本を ブログで紹介していたので 本屋に立ち寄った時探してみた とても良い本だったので 妻に見せたいと迷わず買った 「ラストがこういうので良かった」と 涙を浮かべて妻は呟いた 孫にも読んで聞かせよう、、、
映画<ドライブマイカー>を観て、あまりにも良かったので、本棚の隅から昔読んだドライブマイカーが掲載されている文藝春秋を探してみたが見当たらなかったので、あらためて文庫本を買って来て読んだ、、、当時、読んだときはあまり面白いとは思わなかった…
次男が 図書館で借りてきた小津安二郎についての一冊 卒論で 小津について書くのだそうだ 本当は成瀬について書きたかったのだが すべての作品を観ることのできるわけでない成瀬より ほぼほぼ全作品何らかの形で観ることのできる小津にしたそうだ、、、 そ…
news.yahoo.co.jp 「例えば終戦直後は、条例なんてあんまりなかった。みんな悪いことばかりしてたよね。それがだんだん整備されてきて、条例の数が増えた。世の中が平和になるにつれて、規制が増えてきた。今の世の中も、窮屈でおかしいなと思います。たばこ…
筒井康隆は大好きだけど 短編集ばかり読んでいたので これは読んでいなかった<旅のラゴス> ボクはゲームをやらないので詳しくは知らないが ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとか こういう世界観なのかなぁ ヨーロッパの中世のような 指輪物語的…
今 もっとも公開が待ち遠しい 韓国映画<バーニング劇場版>の原作である 村上春樹の<納屋を焼く>を今年最初の一冊として読んだ、、、 「時々納屋を焼くんです」という男と、その男が実際に納屋を焼くかどうかを探る主人公と、二人の前から忽然と姿を消し…
これは 映画好きな人には 本当にためになる素晴らしい一冊です ただし 古い映画 とくに成瀬の映画が好きな人にお勧めです <成瀬巳喜男の設計~美術監督は回想する> 成瀬映画の多くで美術監督を務めた中古智氏と 蓮實氏の対談というか、質問攻め ボクは 成…
漫画のことは詳しくないけど <バガボンド>の井上雄彦と <20世紀少年>などの浦沢直樹は 絵も上手いし ストーリーが面白く 2大巨頭と思う そんな浦沢でも ちょっと古くなったが <モンスター>は ハリウッドの映画のようで 好き
マンガはあまり見ない でも これは劇画だね これは見る 絵がスゴすぎる カッコよすぎる 芸術の域
何度も言ってしつこいけど 原作に忠実な映画化は原作者には喜ばれるが かならずしも優れた映画とは言えない 監督が原作をなぞることに終始し アップアップしている感がするからだ それは映画化というよりも 原作の映像化でしかないし 小説の朗読CDに似たよう…
俺の空 頭が良くて ケンカが強くて ハートが強くて優しくて 金持ちで 女にモテる 当時の高校生の憧れだった ♪ たまたま この本を手にした妻が 鼻で笑って一言 これが 夢なの? 憧れなの? ほんと男ってバカだね
風立ちぬ 「サナトリウム」という言葉を 初めて知ったのは この小説だった 子供のころ読んで 大人になって読んで 宮崎駿が映画化した時と 3度読んだが 毎回感じ方が違った 宮崎駿は 非常に良い感じで映画化した ほんとに 風を感じたし 愛を感じた 夢を感じた
映画を観てから本を読むか 本を読んでから映画を観るか なんて キャッチコピーが昔あったけど <ガープの世界>は どっちが先でもイイから 観たら、読むべし 読んだら、観るべし な 作品 監督の演出力とセンスがイイから うまく映像化されている これこそ 優…
ロジャーコーマン自伝 私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損しなかったか B級映画の帝王、低予算映画の王様 と、呼ばれるロジャーコーマン カルトムービー<リトルショップオブホラーズ>は 2日と1晩で撮ったという伝説も コーマ…
その女アレックス 数年前 煽りのキャッチコーピーに吊られ 期待せずに読んだ 映画的なヴィジュアルを浮かべながら 読み進むと あっと言う間に読み終わる 映画化するのかなぁ するんだろうなぁ でも エログロなりすぎるから 制約を受けながら 映像化するには…
以前も 映画感想の中で書いたのだ が NOTES/On The Making Of APOCALYPSE NOW フランシスフォードコッポラ監督の 「地獄の黙示録」制作過程の全記録 撮影に付き添った妻・エレノアコッポラによる 普段の生活 次々に起こるトラブルを記録する 撮影秘話 この…
ワイルダーならどうする? 名作・傑作の数々を映画史に残した ビリーワイルダーと 世界中のワイルダーファンを代表して ロングインタビューに挑んだのは <初体験/リッジモンドハイ><セイエニシング><あの頃ペニーレインと> そして <ザ・エージェント…
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 柔道を志す者は勿論のことと 他の格闘技のファイターたち 格闘技が好きなファンたちも かならず読まねばならない本 木村の半生と 驚異の練習風景に息を呑む オリンピックの柔道金メダリストであっても 木村にとって…
黒澤明VSハリウッド 題名が超カッチョイイ~ 副題は 『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて 副題からも判るように 黒澤明監督による日米共同製作映画『トラ・トラ・トラ!』 その解任劇の謎に迫ったノンフィクション 謎に迫る、謎を追う 筆者の執念に引き込ま…
アルジャーノンに花束を 奨められて読んだ時 あまりに面白いので 夢中で読んだ 奨めてくれて 感謝です 知的障害者の少年の数奇な物語 いまだに 多くの熱狂的なファンを持つ この原作は <まごころを君に>という映画になり 主演のクリフロバートソンがオスカ…
高峰秀子 わたしの渡世日記(上/下) 先日 夫・松山善三氏死去 その出会いと夫婦生活も勿論 大女優・高峰秀子の 文字通り波乱万丈の人生 映画ファンでなくとも 非常に興味深い 読み物ととしても一級の自伝 いびつな親子関係 子役デビュー 黒澤明とのロマン…
ベタだけど コレ好き 流星の絆 ドラマ化もされ 面白かったけど (&中島美嘉の曲がイイ、ORION♪) クドカンが脚色したから ずいぶんと原作と違う空気だった 東野圭吾って 文章上手くないから 『オレでも作家になれるかもぉ』と 思わせてくれるね (オマエは…
キャメラを振り回した男 仕事関係の友人である著者から頂いた本 彼の父である「生存する日本最高のキャメラマン」の一人・川又昂を綴った 東京物語をはじめとする小津の作品で厚田雄春氏のチーフを務め学び 青春残酷物語、砂の器、事件、黒い雨など名作の数…
ベルリンの奇跡 2016年ミズノスポーツライター大賞を受賞した ノンフィクション小説 著者 竹之内響介 ボクの先輩 CMプロダクションに入社し 社会人になりたてのボクは この人から全てを学んだ気がする 体育会系の 身体がデカイ 鬼コーチのようで 反抗的な…
遠い海から来たCoo エンターテインメント 海洋冒険小説
ハワイ王朝最後の女王 ~プリンセス・リリウオカラーニの涙~ リリウオカラーニの数奇な人生と ハワイの運命 米国の策略 今の中国と同じで 昔昔は 白人たちが 欲しいものを体裁よく奪っていた 非常に興味深い 夏の木陰で読みたい一冊
谷崎潤一郎という天才の 恐るべき変態力繊細力が生み出す 数々の傑作名作の中から 鍵
遺体 東日本大震災後 たまたま 誰かが絶賛しているのをネットで見かけ 読んでみた 震えた すごすぎる あの状況下で 遺体を葬る人々 頭が下がる 素晴らしいルポルタージュ その後 映画化もされた そこそこ評判のようだった が 観なかった 観れなかった 観る気…
もちろん<人間失格>も好きだし <ヴィヨンの妻>も好きだけど 太宰治で 一番好きなのは 斜陽
超一級のエンターテインメント小説 一気に最後まで読みたくなる ジャッカルの日 名匠フレッドジンネマン監督の同名映画は ただ原作をなぞっているだけで 名匠としての業が見えない やはり原作を超えるのは なかなか難しいことのようだ