たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

好きな本のこと

プリンのこと、、、「プリン本」のこと、、、

「ホットケーキ」と「パンケーキ」はさほど変わりないと思われがちだが 生地自体に甘味を加える「ホットケーキ」よりも 本体自体には甘味を加えず、添え物の甘さで加味する「パンケーキ」がボクは好きだ プリンもそう 『そんなに変わりないだろう』という人…

なまえのないねこ

らん姐さんが 「なまえのないねこ」という絵本を ブログで紹介していたので 本屋に立ち寄った時探してみた とても良い本だったので 妻に見せたいと迷わず買った 「ラストがこういうので良かった」と 涙を浮かべて妻は呟いた 孫にも読んで聞かせよう、、、

好きな本/女のいない男たち_「ドライブマイカー」ほか

映画<ドライブマイカー>を観て、あまりにも良かったので、本棚の隅から昔読んだドライブマイカーが掲載されている文藝春秋を探してみたが見当たらなかったので、あらためて文庫本を買って来て読んだ、、、当時、読んだときはあまり面白いとは思わなかった…

好きな本/小津安二郎~人と仕事~

次男が 図書館で借りてきた小津安二郎についての一冊 卒論で 小津について書くのだそうだ 本当は成瀬について書きたかったのだが すべての作品を観ることのできるわけでない成瀬より ほぼほぼ全作品何らかの形で観ることのできる小津にしたそうだ、、、 そ…

筒井康隆85歳語る、、、

news.yahoo.co.jp 「例えば終戦直後は、条例なんてあんまりなかった。みんな悪いことばかりしてたよね。それがだんだん整備されてきて、条例の数が増えた。世の中が平和になるにつれて、規制が増えてきた。今の世の中も、窮屈でおかしいなと思います。たばこ…

旅のラゴス

筒井康隆は大好きだけど 短編集ばかり読んでいたので これは読んでいなかった<旅のラゴス> ボクはゲームをやらないので詳しくは知らないが ドラゴンクエストとかファイナルファンタジーとか こういう世界観なのかなぁ ヨーロッパの中世のような 指輪物語的…

納屋を焼く

今 もっとも公開が待ち遠しい 韓国映画<バーニング劇場版>の原作である 村上春樹の<納屋を焼く>を今年最初の一冊として読んだ、、、 「時々納屋を焼くんです」という男と、その男が実際に納屋を焼くかどうかを探る主人公と、二人の前から忽然と姿を消し…

成瀬巳喜男の設計~美術監督は回想する

これは 映画好きな人には 本当にためになる素晴らしい一冊です ただし 古い映画 とくに成瀬の映画が好きな人にお勧めです <成瀬巳喜男の設計~美術監督は回想する> 成瀬映画の多くで美術監督を務めた中古智氏と 蓮實氏の対談というか、質問攻め ボクは 成…

モンスター

漫画のことは詳しくないけど <バガボンド>の井上雄彦と <20世紀少年>などの浦沢直樹は 絵も上手いし ストーリーが面白く 2大巨頭と思う そんな浦沢でも ちょっと古くなったが <モンスター>は ハリウッドの映画のようで 好き

バガボンド

マンガはあまり見ない でも これは劇画だね これは見る 絵がスゴすぎる カッコよすぎる 芸術の域

真夜中のカーボーイ

何度も言ってしつこいけど 原作に忠実な映画化は原作者には喜ばれるが かならずしも優れた映画とは言えない 監督が原作をなぞることに終始し アップアップしている感がするからだ それは映画化というよりも 原作の映像化でしかないし 小説の朗読CDに似たよう…

俺の空

俺の空 頭が良くて ケンカが強くて ハートが強くて優しくて 金持ちで 女にモテる 当時の高校生の憧れだった ♪ たまたま この本を手にした妻が 鼻で笑って一言 これが 夢なの? 憧れなの? ほんと男ってバカだね

風立ちぬ

風立ちぬ 「サナトリウム」という言葉を 初めて知ったのは この小説だった 子供のころ読んで 大人になって読んで 宮崎駿が映画化した時と 3度読んだが 毎回感じ方が違った 宮崎駿は 非常に良い感じで映画化した ほんとに 風を感じたし 愛を感じた 夢を感じた

ガープの世界

映画を観てから本を読むか 本を読んでから映画を観るか なんて キャッチコピーが昔あったけど <ガープの世界>は どっちが先でもイイから 観たら、読むべし 読んだら、観るべし な 作品 監督の演出力とセンスがイイから うまく映像化されている これこそ 優…

ロジャーコーマン自伝/私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損をしなかったか

ロジャーコーマン自伝 私はいかにハリウッドで100本の映画をつくり、しかも10セントも損しなかったか B級映画の帝王、低予算映画の王様 と、呼ばれるロジャーコーマン カルトムービー<リトルショップオブホラーズ>は 2日と1晩で撮ったという伝説も コーマ…

その女アレックス

その女アレックス 数年前 煽りのキャッチコーピーに吊られ 期待せずに読んだ 映画的なヴィジュアルを浮かべながら 読み進むと あっと言う間に読み終わる 映画化するのかなぁ するんだろうなぁ でも エログロなりすぎるから 制約を受けながら 映像化するには…

ノーツ・『地獄の黙示録』撮影全記録

以前も 映画感想の中で書いたのだ が NOTES/On The Making Of APOCALYPSE NOW フランシスフォードコッポラ監督の 「地獄の黙示録」制作過程の全記録 撮影に付き添った妻・エレノアコッポラによる 普段の生活 次々に起こるトラブルを記録する 撮影秘話 この…

ワイルダーならどうする?

ワイルダーならどうする? 名作・傑作の数々を映画史に残した ビリーワイルダーと 世界中のワイルダーファンを代表して ロングインタビューに挑んだのは <初体験/リッジモンドハイ><セイエニシング><あの頃ペニーレインと> そして <ザ・エージェント…

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか 柔道を志す者は勿論のことと 他の格闘技のファイターたち 格闘技が好きなファンたちも かならず読まねばならない本 木村の半生と 驚異の練習風景に息を呑む オリンピックの柔道金メダリストであっても 木村にとって…

黒澤明VSハリウッド

黒澤明VSハリウッド 題名が超カッチョイイ~ 副題は 『トラ・トラ・トラ!』その謎のすべて 副題からも判るように 黒澤明監督による日米共同製作映画『トラ・トラ・トラ!』 その解任劇の謎に迫ったノンフィクション 謎に迫る、謎を追う 筆者の執念に引き込ま…

アルジャーノンに花束を

アルジャーノンに花束を 奨められて読んだ時 あまりに面白いので 夢中で読んだ 奨めてくれて 感謝です 知的障害者の少年の数奇な物語 いまだに 多くの熱狂的なファンを持つ この原作は <まごころを君に>という映画になり 主演のクリフロバートソンがオスカ…

高峰秀子わたしの渡世日記(上/下)

高峰秀子 わたしの渡世日記(上/下) 先日 夫・松山善三氏死去 その出会いと夫婦生活も勿論 大女優・高峰秀子の 文字通り波乱万丈の人生 映画ファンでなくとも 非常に興味深い 読み物ととしても一級の自伝 いびつな親子関係 子役デビュー 黒澤明とのロマン…

流星の絆

ベタだけど コレ好き 流星の絆 ドラマ化もされ 面白かったけど (&中島美嘉の曲がイイ、ORION♪) クドカンが脚色したから ずいぶんと原作と違う空気だった 東野圭吾って 文章上手くないから 『オレでも作家になれるかもぉ』と 思わせてくれるね (オマエは…

キャメラを振り回した男

キャメラを振り回した男 仕事関係の友人である著者から頂いた本 彼の父である「生存する日本最高のキャメラマン」の一人・川又昂を綴った 東京物語をはじめとする小津の作品で厚田雄春氏のチーフを務め学び 青春残酷物語、砂の器、事件、黒い雨など名作の数…

ベルリンの奇跡

ベルリンの奇跡 2016年ミズノスポーツライター大賞を受賞した ノンフィクション小説 著者 竹之内響介 ボクの先輩 CMプロダクションに入社し 社会人になりたてのボクは この人から全てを学んだ気がする 体育会系の 身体がデカイ 鬼コーチのようで 反抗的な…

遠い海から来たCoo

遠い海から来たCoo エンターテインメント 海洋冒険小説

ハワイ王朝最後の女王

ハワイ王朝最後の女王 ~プリンセス・リリウオカラーニの涙~ リリウオカラーニの数奇な人生と ハワイの運命 米国の策略 今の中国と同じで 昔昔は 白人たちが 欲しいものを体裁よく奪っていた 非常に興味深い 夏の木陰で読みたい一冊

谷崎潤一郎という天才の 恐るべき変態力繊細力が生み出す 数々の傑作名作の中から 鍵

遺体

遺体 東日本大震災後 たまたま 誰かが絶賛しているのをネットで見かけ 読んでみた 震えた すごすぎる あの状況下で 遺体を葬る人々 頭が下がる 素晴らしいルポルタージュ その後 映画化もされた そこそこ評判のようだった が 観なかった 観れなかった 観る気…

斜陽

もちろん<人間失格>も好きだし <ヴィヨンの妻>も好きだけど 太宰治で 一番好きなのは 斜陽