結論から言うと「すげえ~おもろかったぜ~」
正直、前作に対して高評価ではなかった(嫌いではない)ので観ることに躊躇していたのだが、ここで見逃がしたら後悔しそう、二度とI-MAXで観るチャンスは訪れないかもしれない、そんな強迫観念から、それにケニー(信頼する映画ブロガー「けにろん」)が「キャメロンを信じろ」と書いていたことで肩を押された形で観ることにした、、、
以前も書いたが、昔勤めていた会社の先輩は今ではゲーム映像のディレクターをしていてスピが<レディプレーヤー1>を制作前にハリウッドに招かれた、そのスピの後にキャメロンにも呼ばれて会ったらしいが、彼らのクリエイティビリティを刺激するようなヒントは一切与えられなかったと悔しがっていた「だってだよ、スピとキャメロンに影響受けたのはこのオレのほうだぜ、そんな俺が彼らに影響を与えられると思うか?」しかし、ハリウッドはこうして世界中の才能を集めて一本の映画を製作していく、そういう才能という結晶の集まりから形になり世界最高峰のエンタテインメントが生れる、、、<マーヴェリック>も<RRR>も凄いよ、しかしそれらの頂点にあるのが本作だと思う、きっと今年のアカデミー賞の技術部門はこの作品が独占するのではないかと思う、、、
キャメロンの「水」へのこだわり、水を意識してほとんどの映画が作られてきたようなキャメロンがとうとうタイトルにまで堂々と「水」を付けてしまった映画<アバター_ウェイオブウォーター>これはキャメロがこだわった水への思いを最大限に具現化した作品だろう、、、
5部作の予定らしいがいよいよ<スターウォーズ>っぽい要素も含み(仲間外れの鯨はハンソロのようだし、大佐はダースベイダーの立ち位置)、そして<ジョーズ>のビジュアルであり、西部劇のようでもあり、最後には<タイタニック>であり、しまいにはセリフで「トラストミー」まで言わせてしまったのには笑った、、、
色遣いがいかにもディズニーぽいというか、ディズニーシーのアトラクションのような色遣い、、、、日本を批判するような反捕鯨映画であり、鯨を射止める役に日本人を連想させる女性を配している、、、
米国ではとうとう歴代興行成績の5位にまで上がってきて大ヒット中、、、これにより歴代興行成績上位5作品のうち3作がキャメロン作品が占めることになった(ほかに<アバター><タイタニック>)、、、一方、日本では<RRR>や<スラムダンク>の方がヒットしていて悲しい状況だが、、、そんなわけで、まぁ、まもなくI-MAX上映も終了してしまうと思うので、この二度とこないかもしれない機会に是非とも観ておくべきだと思うのだ、、、見損なって後悔すんなよーーー!
4点(現在の世界最高峰のエンタテインメントを観ておきたい人向き)