競技シーンは最小限で、アスリートの姿ではなく多くの時間をオリンピックの裏方たちにフォーカスしたSIDE:B、、、市川崑はアスリートの肉体にフォーカスしたが、2020ではコロナを避けるわけにはいかないし、3.11も然り、オリンピックを支える人々を捉えるとても良い視点だった、、、医療、料理、グランドキーパー、会場設営者、運営委員会、組織のトップ連中(森をはじめいわく付きで役職を降ろされた(降りた)面々や悪事を働きその後逮捕に至った人物も)、、、そして五輪に反対する組織とそれに煽られた人々、、、多くの人が抜けていく中、ボランティアの人の言葉が印象的だった「開催を賛成する人もコロナはどうでもいいと思っている人はひとりもいないです」「逆にこんな時こそやる意味がある」コロナで沈んだ国民の気持ちを明るくしたいと願う心、その後の社会活性化の起爆剤にしようと願う気持ち、、、
決して政治的な判断ではない政治をしない人のパフォーマンス、小池百合子、、、結局この無能なリーダーによって無観客となる、小池のパフォーマンス会見に白けた表情の組織委員会メンバーのクローズアップのショットの数々に笑う、、、2年後の開催だったら、観客を入れられて盛り上がったかもしれないが、それにより潰れていくアスリートたちもいる、1年の延期でもキツイようだ、、、小池にはマラソンを札幌に持って行かれたリベンジだったのかもしれない、いずれにしても愚かな都知事だ、、、一方、札幌の競歩の競技日、気温は31度だったそうだ、東京とさほど変わらず、混乱させてまで場所を変える意味は大きかったのだろうか?しかも女子マラソン前日になって、翌日のスタートを午前7時から6時に変更させようとした、そんなこと出来るはずがないという現場の声には耳を貸さず、「言われたことをやればいいんだ」とでもいいたげ、お偉いさんって部下は何でもやると思っている節がある、脈々と続く武家社会のDNA、いかにも官僚的な高圧的で独善的なふるまい、、、そんならさぁ、1年半前に「東京でやります、スタートは午前6時です」って決めれば良かったんじゃね?それが前日変更なんてバカなの?無能!
無観客でありながら(延期もあって)二度目の会場設営をする人々が虚しい、使われることないことを知りながら設営する人々、、、「金払えばいいだろ」ってことでもないだろ、、、
本編の中で誰かが云っていた
「未来の人を犠牲にする進歩は進歩ではない」
オリンピック史上前例のない無観客での開催、これをネガティブに捉えるのではなく、良い経験として記憶することがレガシーになってしまったが、ある一面ポジティブに考えるしかないのだろう、未来のために、、、
3.5点