たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/arc_アーク

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石川慶の作品の中で評判が芳しくない昨年の作品、、、でも、言われるほど悪くなかった、、、ロケーションがいいから良い画がたくさん撮れている、やはり映画はロケハンだな、ローケションだなぁ、、、

 

不老不死、若さとは、老いとは、生きるとは死ぬとはについての近未来SF映画、、、劇中前半は最先端の技術をもつ会社が中心、それなのに機器がアナログ的で、更に時代設定が進んだ後半ではまったく未来感がなく、どこか安らぎさえも感じる、、、年代によって色調を変え、とくに主人公が80歳代になる頃は白黒に、、、

 

「例えばあんたが変わらなくても、日々世界は変わるから、あんたもあんたではいられなくなる」

 

象徴的な存在に亀が出てくる、亀は万年生きるというよね、長寿の象徴、本来ならここは犬や猫の存在のはずだが主人公の娘は亀と散歩している、亀だから歩むがゆっくりで何も急ぐことはない、時間は無限にあるのだ、、、その亀が死んでしまったとき娘は丸で機械でも壊れたかのように「直して」と懇願して生き返らすことを望むが、次のシーンで亀を埋葬する、、、死を避けることができるようになった世界で、死を受け入れて生きる人々もいる、長く生きることよりも、どう生きたかってことの方が大切と考えさせられる、、、死にゆく老いた風吹ジュンが「次もまた私を見つけてね」と旦那に言う、雪の(量の)塩梅が絶妙で美しい、、、

 

3.5点(『不老不死になれたらいいなぁ』と思っている人にお薦めの一本)

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