たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画のこと/映画一言二言

映画一言二言/TAKESHIS’

たけしが自分に似た男と出会う、コンビニで働きながら役者を夢見る冴えない男、その男の普段の生活に思いを馳せ、そしてぶち壊してゆく、、、たけしはこういうの撮りたかったんだろうね、ブニュエルでも観て感化されたか、こういう不条理みたいな、でもこう…

映画一言二言/THE FIRST SLAM DUNK

今更ながら、ちょっとは気になっていたスラムダンクの映画版を観た、昨年の日本における興行収入第1位、、、鬼滅には手が伸びないが、こいつには手が出た、、、 井上雄彦の「バガボン」のファンなのだ、絵が好きなのだ、まったく予備知識もなく本作を鑑賞し…

映画一言二言/監督・バンザイ!_GLORY TO THE FILMMAKER!

<みんなやってるか~>は「エロ」について、そしてこれは「映画」について語っている、自分自身がどんな映画を撮るべきかについての悩みを描いた一本、、、自分自身やヴェンダースについて触れ、しまいには小津に至っては小津風に撮っているつもりだけど同…

映画一言二言/ピートスモールは死んだ!

「すべては映画を破壊するためだった」 アレクサンダーロックウェルの カサヴェテスにフェリーニを少々加えて2で割って 70年代と80年代の雰囲気をいい感じでミックスさせ 少々ポエミーな味付けをした一品 同じ映画作りを絡めた題材の自身の<インザスープ>…

映画一言二言/王女メディア

極端にセリフが少ない、まったく無くても成立する、映画だな、映画的だなぁ、、、もしも文学に文章に言葉や文字がなければ成立しないが、映画は成立させることができる、映画の芸術としての優位性、、、 ロケーションが凄いね、いまだにこんな場所があるのか…

映画一言二言/カンタベリー物語

PPPのオムニバス猥談コメディ映画、、、オナラで笑わせようって、幼児かよ、くだらない、幼稚にもほどがある、、、 何でもありな今の風潮でもあるが、大昔はもっともっと下劣で野蛮で、目の前の金の為なら兄弟さえも殺すし、女も奪う、まさしく何でもあり、…

映画一言二言/海賊と呼ばれた男

大好きな原作「海賊とよばれた男」の映画版を観ることにずっと躊躇していた、嫌な予感がしたからだ、それでも取りあえず山崎監督の全作品は観ておこうと思い、映画<海賊と呼ばれた男>を恐る恐る観てみたが、案の定イヤな予感は的中していた、、、読書が苦…

映画一言二言/籠の中の乙女

あまり好きではない監督だが、ヨルゴスが世に出た作品だから取りあえず観てみた、、、不思議な世界観、これが彼の武器であり魅力なのだろう、、、この作品でも、子供たち(ティーンエイジャーな息子*1、娘*2)を家の敷地内から出さずに、外の情報を与えず…

映画一言二言/銀座カンカン娘

生まれるずっとずっと昔のことだから詳しくは知らないけど、戦後日本を明るくした歌として「赤いリンゴ >リンゴの唄」「東京ブギウギ」「青い山脈」と並んで「銀座カンカン娘」なんかもきっとそうなんだろうなと思い、さらには唄っているのは笠置シヅ子なん…

映画一言二言/殺人地帯U.S.A._Underworld,U.S.A.

父親を4人の男たちに嬲り殺された現場を目撃した少年が大人って組織に潜入し、手を染めずに復讐を果たしていくまでを描いたサミュエルフラーのフィルムノワール、こりゃ面白いね、、、ノワールとかギャングものとかたいてい面白いけど、サミュエルフラーの語…

映画一言二言/ホーリーマウンテン

ホドロフスキーのストーリー的なものはあるにはあるが、極力セリフを省いた変態的、アングラ映画っぽいイメージショット集的な、<まぼろしの市街戦>や<サテリコン>あたりが好きな人にはそれなりにいいかもしれない、衣装から美術から何から何まで自身で…

映画一言二言/アキレスと亀

前半は主人公の少年時代、タケシが撮らなくても良いようなテレビドラマみたいな感じが続く、中盤からは仕入れたネタ、もしくは思いついた芸術に関するネタをスクリーンに並べていくいつものタケシのスタイル、小ネタを次々と貼り付けていく感覚、北野武では…

映画一言二言/高校教師

引越し時に<高校教師>のDVDを見つけたので、昔観たかもしれないけど、どうせ忘れているだろうから観てみた、、、 そもそも70年代を小学校高学年から高校時代を過ごしたボクの印象ではアランドロンは名優というよりも「スター」「大スター」といった感じ、…

映画一言二言/シリアスマン

「身に降りかかる出来事をあるがままに受け入れよ」 なにせ導入部が非常にいいから、おとぎ話のはじまりはじまり~みたいで期待をもって入り込む用意ができたが、ところが正直思ったほど面白くなかった、、、ユダヤ人の友人も知人もいないし、いつも思うこと…

映画一言二言/ロリマドンナ戦争_The Lolly Madonna War xxx

牧草地を巡っていがみ合い争う二家族、ある日間違って女性を拉致監禁したあたりから、家族間の争いは憎しみ合い激しいものとなってゆく、、、 70年代の映画、とりわけニューシネマ系の映画は全て知っているつもりでいない方がいいと自戒した、このタイトルは…

映画一言二言/みんな~やってるか!

たけし映画の中でも評判の悪い一本、「北野武」ではなくあくまでもコメディアンとしての「ビートたけし」名で監督したコント集のようなもの、きっと高田文夫やダンカンと酒呑みながらバカ話している時に出た話を冴えない若者の妄想という形で映画の形に整え…

映画一言二言/アンカットダイヤモンド_Uncut Gems

一息も入れず一気にシーンが続くような編集で切れまなく音楽が流れ、最初から最後までガタガタしたストーリーでザワザワざわつき通し、ちょっと独特の雰囲気を作ることに成功している、、、世界一歴史の古い日本のキネマ旬報よりもその毎年のテンが注目され…

映画一言二言/都市とモードのビデオノート

親日家のヴィムベンダースが山本耀司についてメモしたスケッチビデオ、、、ファションのことは詳しくないので、今回ヨージヤマモトについて初めて少し知ることが出来た、映画監督やその他のクリエーターと同じようにファッションデザイナーはアーティストだ…

グレイシャー in この森で,天使はバスを降りた_The Spitfire Grill

グレイシャー in この森で,天使はバスを降りた 刑務所を出所した主人公の女性が暮らす場所として選んだ小さな町、そこの「Spitfire Grill」(戦闘機の名前)という名の食堂で働き始める、、、主人公の過去、彼女がどうなるか、森にすむ誰かのこと、店の行方…

映画一言二言/山の焚火

多くの人が褒めていて名作の誉れ高き<山の焚火>だけど、ボクにはそんなに響かなかった、、、ダメな映画ではないけど、良い映画とは思うけど、序盤で展開が読めてしまったから、そもそもストーリーはさほど重視な作品でもないので、あとは呑気に眺めること…

映画一言二言/神経衰弱ギリギリの女たち

あまり興味をそそられなかったアルモドバルの<神経衰弱ギリギリの女たち>を今頃観ることにした、、、おしゃれでモダンなタイトルデザインでしょっぱなから引き込まれる、ツカミはOK! モテ爺さんの(実は若い?外国人の年齢は見た目では分からない)周囲の…

映画一言二言/愛してるって言っておくね_If Anything Happens I Love You

アカデミー短編アニメーション賞を受賞した作品、ひとり娘を校内での銃乱射事件で失った夫婦の話し、、、 鉛筆というか筆先がカリカリとした万年筆のような線に水彩で彩った画風が物語にとてもマッチしている、、、 ランキング参加中映画 ランキング参加中雑…

映画一言二言/青春デンデケデケデケ

初期の頃の大林は好きなのだが、中期以降の大林は二の足を踏み、代表作ともいえる本作を見逃していた、、、 これを観ていると、自分の高校時代を思い出す、学校にいる以外で一番多くいた場所は新宿歌舞伎町、家に帰らず歌舞伎町のディスコに直行して、歌舞伎…

映画一言二言/男はつらいよ(25)寅次郎ハイビスカスの花

たまたまBSで<男はつらいよ(25)寅次郎ハイビスカスの花>やっていたから再見、、、男はつらいよシリーズ全作品を鑑賞して以来、ときどき無性に観たくなる、、、ただね、<男はつらいよ>の場合は「観る」というより「過ごす」という感覚、映画鑑賞であり…

映画一言二言/さよならミスワイコフ

冒頭、<欲望という名の電車>の映画の話題から始まる、この当時(50年代の米国)話題になった映画を引き合いに出し、まるで「これからセックスについての話を始めますよ」とでも宣言しているかのようだ、、、 実体のない物、実際の男性以外に恋をし夢中にな…

映画感想/ハートブルー_POINT BREAK

サーフィンを中心に据えたFBIと銀行強盗団リーダーとの友情の物語、一種のサーフィン映画なだけにサービスなキャスティングとして<ビッグウェンズデー>のリロイ(ゲイリービジー)が主人公のバディ役で出演しているのが喜ばしい、、、 銀行強盗シーンはノ…

映画一言二言/ヘカテ

公開当時以来のダニエルシュミットの<ヘカテ>を観る、、、世界が戦争に向かっている頃、戦争から一番遠い場所に男が着く、平和ではあるが静けさの中に渇きを感じる、渇きから解放されたいと地獄の女神(ヘカテ)を追い求める主人公、、、そして男は戦争が…

映画一言二言/海を感じる時

高校の時、とてもマセた友人がいて、同学年とは違う大人っぽさを醸し出し、すごい酒呑みで、金持ちの長男で、スキーが上手で、女にモテて、半端ない読書量のヤツだった、、、この映画が公開された時、高校時代に連れ戻されると同時にヤツのことを思い出した…

映画一言二言/ボーイズドントクライ

20数年前ってまだこんなだった?性同一性障害への無理解不寛容、、、本人は「両性」だと言った、まだトランスジェンダーが認知されていないのだね、それを出来るだけ分かるように無知な人に伝えようと必死だ、、、女性でいることの違和感、姿からして男とし…

映画一言二言/異人たちとの夏

ひとりごと、、、 個人的なことを映画の評価に反映させてはいけないんだろうが、この映画を何度見ても手放しで褒められない理由は自分でも分かっている、、、この映画は松竹の撮影所がまだ大船にあった頃の作品だ、とても素晴らしい幾つかのセットが大船の撮…