世界的に評判の韓国映画<別れる決心>がいつものごとく世界公開どん尻でやっと日本で公開されたので観てきた、、、ミステリーに詳しくないのでよく分からないのだが、おそらく様々なミステリー映画のエッセンスを詰め込んでいるような気がする、、、海の断崖は日本人なら2時間サスペンスを連想するが、おそらくパクチャヌクは<ゼロの焦点>を観ている、増村の<妻は告白する>も、次男が言うには宮部みゆきの「火車」なんかの要素もあるという、ヒッチっぽさも随所に<めまい><汚名>、というかリンチっぽくもある、、、こういうのはパクリとは言わないが、それはポンジュノにも言えるが日本映画や過去の作品に多大に影響を受けているのは確かだ、、、ま、真似ることが進歩の第一歩だけど、それを指摘されて「真似してない」と言っちゃうとリスペクト感がなくなるわけだよね、、、
兎に角いい画がたくさん撮れているし、映画的なビジュアルが随所にみられるが、いわゆる畳みかけてストーリー展開して迫る韓流ドラマとは違う、まさに映画とテレビドラマの違いを比較するには本作は良い例だ、、、韓流ドラマファンにはリズムが合わず期待していたものとは少し違って戸惑うかもしれない、、、
3.5点