たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

#映画レビュー

話題のNetflix<全裸監督>

80年代を普通に通過した人なら覚えているはず アダルトビデオ界の帝王「村西とおる」 「ビニ本」「ウラ本」「黒木香」「ハメ撮り」「顔シャ」「駅弁ファック」「ナイスですね~」 その半生を描いたNetflix作品(成人向け)が面白いと聞き さっそく最初の2話…

埋もれがちな傑作/母

メリエスが <月世界旅行>を撮ったのが1905年 エイゼンシュタインが <戦艦ポチョムキン>を撮ったのが1925年 そして翌年 プドフキンが<母>を、 この当時のモンタージュ、編集技術 オーバーラップなどの加工技術は <これがロシアだ/カメラを持った男>19…

ボクの好きなショット/さすらいの二人(2)

どこでも撮れちゃう どんな場所でも、お国でも イタリアではイタリア映画風に フランスでは、英国では、米国では、 それぞれの雰囲気を作り出せる人 今回は今回で無国籍な あるときはアフリカ北部の砂漠の街で あるときは英国 あるときはドイツ あるときはス…

ボクの好きなショット/さすらいの二人

映画ファンの間では 語り草となっている 映画史上あまりにも有名なラストのショット 70年代のガキの頃 ボクはこれを観ているんだけど、 その頃はまったく何にも感じなかった スゴイとも面白いとも巧いとも 感じる以前に まだ映画をちゃんと観れていなかった…

映画感想/チワワちゃん

ふふふ コレは丸っきり <スプリングブレイカーズ>だね 丸パクリ もしくは ソフィアコッポラの<ブリングリング>にも、、、 丸といっても ストーリーではなく そのビビッドな映像から放たれる若者たちの熱気 オマージュとかリスペクトは感じない 「なんか…

ボクの好きなショット/愛のめぐりあい

男は 本気と遊びを分けて考える 愛情と欲情も別 しかし、女は違う アントニオーニと このアントニオーニの遺作を補佐したヴェンダースの <愛のめぐりあい> オムニバス形式だが 主だった部分をアントニオーニが撮り つなぎの部分をヴェンダースがサポートし…

映画感想/Cold War あの歌、2つの心

オヨヨ~♪ これが耳から離れない 最近では 年に数本とみることが出来ない めったにないちゃんとした映画 最初から最後まで 映画の中に浸りきった感覚が心地よい、、、 大人のための<ララランド>というか これを観ると<ララランド>が幼稚に思えてくる、、…

ボクの好きなショット/本陣殺人事件

<本陣殺人事件> なんども映画化、ドラマ化された 人気の横溝ミステリー その代表的な作品が 映像作家高林陽一のこのバージョン 画もストーリーも良いけど なぜか面白く感じないのは、なぜ?

ボクの好きなショット/暖流(増村板)

吉村公三郎版の<暖流>が良かったので さっそく増村保造版も観てみた ほとんど同じ台本なのに 監督によって こんなにもテイストの違うものになるんだね、、、 吉村版が「譲る」愛なら 増村版は「奪う」愛 どちらも主人公の男を好きなのに 友人に譲ってしま…

ボクの好きなショット/ションベンライダー

久しぶりに<ションベンライダー>を観てみた 子供な永瀬正敏と坂上忍と河合美智子の三人組が ヤクザな藤竜也に助けられつつ 誘拐されたガキ大将を追うロードムービー 相米監督は生きてるときから その徹底した演技指導や完璧主義で 伝説的な扱いをされたも…

ボクの好きなショット/十六歳の戦争

うちの天然妻は 秋吉久美子に似ていると言われていた もしくは古手川祐子 ボクは中学生の頃 風吹ジュンと共に 下敷きに秋吉久美子の雑誌の切り抜きを忍ばせていた だから、きっと、必然的に妻に魅かれたのだろう、、、 そんなことは どうでも良かったが、 滅…

映画感想/トイストーリー4

物事には不文律というものがあるだろう <トイストーリー4>のことだ 3まで一貫して それがこのシリースの芯であり 根底に根差しているものが、4で崩れ去った、、、 いや、ポップコーン頬張りながら ビール呑んで眺めているぶんには それなりに面白いんだけ…

映画感想/天気の子

昔、首都高の中央環状線を新木場方面に南下していた夜 隣の席の大阪の友人が右手の景色を眺めながら 「東京って大きいなあ、どこまでもどこまでも東京だね、これが全部東京なのか?」 と、尋ねたので 「いや、キミの左手もそうだよ」と答えたら 東京に押しつ…

ボクの好きなショット/アニエスの浜辺

ボクの好きなショットって言っても ここにある、この映画にある全てのショットが好きだ <アニエスの浜辺> もしかしたら ジャックドゥミーより ボクの方が彼女と相性が良いのではないかと思うほど (それは恐らく片想いだろうが、、、) 彼女の撮る全てのカ…

埋もれがちな傑作/ダークマン

噂には聞いていたが なかなか触手が伸びなかった サムライミの<ダークマン>を観た なんで もっと早く観なかったのだろう ボクの中で埋もれていた傑作アクション、、、 人工皮膚の権威の科学者がギャングによって全身火傷を負い、瀕死の状態になるが、特殊…

酒の肴なMOVIE/もう頬づえはつかない

黒澤明、松田優作、原田芳雄、そしてこの映画では森本レオ サングラスはいいとしても なんで夜でもしているの? 夜にサングラスして暗闇歩いているが 訳わからない 何か理解できるような理由があるなら よいけど 「シャイだから」って理由でも まぁいいけど …

埋もれがちな傑作/L.B.ジョーンズの解放

ワイラー作品ながら 見逃していた<L.B.ジョーンズの解放>を観た、、、 傑作は多少言い過ぎかもしれないが もっともっと語られるべき秀作だ とくに 映画史上の悪役に名を連ねてもいいはずの 悪徳警官数あれど コイツを映画史に残さないのはいけない ある街…

埋もれがちな傑作/太陽の中の対決

おそらく ポールニューマンの出演作は30本ほど観ているのが、 ニューマン作品の中でも あまり語られることのないこの作品<太陽の中の対決>は すっかりボクの中で埋もれていた、、、 ポールニューマンは幼い頃に先住民に誘拐された白人で、先住民たちの過酷…

映画感想/ダンボ

ボクは ディズニーのオリジナルアニメ<ダンボ>をこよなく愛す いままで何度も涙を流してきた だから その実写化に関しては 穏やかな心ではいられなかった、、、 しかし ティムバートンだ もしかしたら どうにかしてくれるかもしれない 淡い期待と不安を抱…

埋もれがちな傑作/悲愁

ワイルダーマニアと自負しながら 最期の2本を見逃していた駄目なボク <悲愁>と遺作の<新おかしな二人/バディバディ> <バディバディ>はなかなか観ることが出来ないが <悲愁>はDVDが手に入る それなのにそれなのに 見逃していた恥ずかしさ、、、 …

埋もれがちな傑作/ビッグナイフ/悪徳

当時 ヴェネチア映画祭の銀獅子賞をとりながら 監督がロバートアルドリッチでありながら 日本では劇場未公開だった<ビッグナイフ/悪徳> 埋もれがちだね、、、 ハリウッドの内幕物で スター俳優がスタジオシステムの中で プロデューサーに契約により拘束さ…

映画感想/ファーストマン

<セッション><ララランド>と ヒットを連発したデミ すっかり映画ファンのハートを掴んだ 新時代の映画監督の旗手 そのデミちゃんの<ファーストマン> ボクはデミちゃんをスピと重ねてみている <激突!>に対して<セッション> どちらも本格的なデビュ…

埋もれがちな傑作/悪の力

エイブラハムポロンスキー監督 ジョンガーフィールド主演 助監督には チャップリン、ルノワールにも付いていたRアルドリッチ 「ギャング映画の中で最も好きだ」と言ったスコセッシをはじめ 多くの監督がこの作品の影響を受けている なのに、 そんな映画が日…

ボクの好きなショット/午後の曳航

この映画が初めて日本で公開された頃のボクは 非常に多感な年ごろで 三島由紀夫や太宰治を読みあさっていた とくに 太宰なら「斜陽」 三島なら「午後の曳航」が好きだった 午後の曳航は 三島ってことだけでなく 人生で読んだ中でも最も好きな一つかもしれな…

映画感想/運び屋

今の若い人たちは あまりないことかもしれないが、 高度成長期に生きた企業戦士たち もしくは勤め人でなくとも男なら 家族を顧みず 仕事優先で生きてきた もしくは仕事を理由に 好き勝手にやってきた そんな負い目は 誰にでもあるかもしれない この主人公の…

埋もれがちな傑作/さすらい(アントニオーニ作)

ミケランジェロアントニオーニの<さすらい> タルコフスキーもアンゲロプロスも 皆、ここから学んだ、、、 突然、愛人(ほぼ妻)から別れを告げられ、当てなく彷徨う男、4人の女と一人娘、出逢いと別れ、そしてその果てには、、、 アントニオーニの凄さの…

ボクの好きなシーン/はなればなれに

Bande à part ゴダールの と、いうよりも 言わずと知れた 映画史上の名シーン 何度観ても いいわ

ボクの好きなシーン/くたばれ!ヤンキース

ボクの好きなダンスシーン くたばれ!ヤンキースより ボブフォッシー夫婦 競演 テクニックよりも アイデア&可愛いさ Bob Fosse and Gwen Verdon in Damn Yankees

映画感想/女王陛下のお気に入り

今年の前半は たいへん忙しく 劇場では20本弱しか観ていない そんな中から 見逃していた <女王陛下のお気に入り>をDVDで鑑賞した、、、 思っていたより ずいぶん面白かった 脚本がたいへん良いのだね 女王陛下を巡って二人の女がその愛を奪い合うストー…

埋もれがちな傑作/戦場

海外では評価が高いが、 日本ではほとんど語られることがない サイレント後期から戦前のハリウッドの中心的な人物であった ウイリアムAウェルマンの<戦場> ほぼほぼ勝利が見えてきた連合軍の、フランスに駐留する米軍のその小隊での話題は専ら休日はパリに…