たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画のこと/ボクの好きなショット

ボクの好きなショット/ミニー&モスコウィッツ

カサヴェテス作品群の中でも 知名度が低いこの作品だが 徐々に徐々に引き込まれていって 最後には 主人公二人共々、この作品がとても愛おしくなる、、、 駐車場で働くモスコウィッツはなにかにつけ騒ぎを起こす青年。美術館に勤務する女性ミニーは既婚者と付…

ボクの好きなショット/静かなる叫び

ドゥミ作品の中では 比較的知名度の低い作品だけど、 これがなかなか力作で 印象的な画が多く、アートスティックで 監督のもった資質、センスの良さを感じさせる一作だ、、、 1989年12月6日にモントリオール理工科大学で起きた銃乱射事件の顛末とともに、重…

ボクの好きなショット/風の向こうへ

天才・オーソンウエルズの最後の作品<風の向こうへ> ときどきフォトジェニックな画をみせ 『まだまだ老いていないぞ』と、訴えかけているようでもあるが 過去のほとんどの作品が傑作であるウェルズにとっては 少々残念な感想に至ってしまう本作 それでも …

ボクの好きなショット/雪夫人絵図

溝口健二の<雪夫人絵図> 終盤の霧のシーンが凄すぎる 美くしすぎる ロングといったら溝口 (松竹なら「ロングは木下惠介作品を観て勉強しろ」というそうだ) そして、構図、人物や物の配置、霧の入り方 すべてがパーフェクト!やっぱり溝口はすごいい! 親…

ボクの好きなショット/死んでもいい

学生映画の延長にあるような作風のエロオヤジ石井隆が撮った <郵便配達は二度ベルを鳴らす>を下敷きにしたような映画、、、 全編を通して終始ペールピンクがかった色調 ときおりモノクロームに見違えるほどのフィルターワーク、、、 ライクーダーみたいな…

ボクの好きなショット/果てなき航路(船路)_The Long Voyage Home

ションフォードの男臭い1本 <男の敵>にも通ずる 野郎連中の人生の一片を切り取った作品 大傑作<周遊する蒸気船>を代表に フォードの「船」ものはいい 嵐のシーンがいい CGではない人力による本当の特殊効果 数十年後 すこし明るい作風で<ミスタアロバ…

ボクの好きなショット/ナポレオン

ナポレオンボナパルトの少年期からイタリア征服までを描いた フランス映画界の巨人アベルガンスの1927年の名作<ナポレオン> 1980年代にコッポラが手を加えた「修復版」バージョン 早いカット割り、移動撮影、着色、ディゾルブなど 当時の最先端技術も見ど…

ボクの好きなショット/存在の耐えられない軽さ_The Unbearable Lightness of Being

<ミネソタ大強盗団>だけは大好きなんだけど 基本カウフマンって苦手なんだよねぇ この映画も昔一度観たんだけど あまり自分にはピンとこなかった 今観れば別の評価が出来ると思ったけどダメだった、、、 ニュース映像との合成だったり 16ミリで新撮したフ…

ボクの好きなショット/愛と誠(山根版)

初公開時に鑑賞して以来45年ぶりの鑑賞 山根成之監督、西城秀樹&早乙女愛主演<愛と誠> 以前観たガキの当時は まったく意識してなかったけど なかなか面白く良いショットもあるし アイデアや工夫が施されている なかなかの佳作だ、、、 当時は違和感あった…

ボクの好きなショット/沓掛時次郎_任侠一匹

これを観ずに日本映画を語っていたのも恥ずかしいことだが ここらへんがボクの一番苦手(観ていない)とするところ 加藤泰 中村錦之助、渥美清、池内淳子 定番の物語で この後<子連れ狼>に連なるような 時代劇の名作だけど 語りは決して上手に思えない た…

ボクの好きなショット/父ありき

ボクは今年 ボクの父親が死んだ年齢になった 豪快な父親で 背筋が凍るほどの武勇伝の数々を持ち 周囲から勝新太郎のようなキャラとも ヤクザだったら組を持っていただろうとか言われていた、、、 本人は 傍ら保護司をやりたかったらしいが 諸所事情につき(…

ボクの好きなショット/戸田家の兄妹

友人が 「小津の<戸田家の兄妹>はいいなぁ」と、呟いたので ひさしぶりに観てみた アントニオーニもこういうことやる 意図的に頭切っちゃう そりゃね 動きのある画なら 仕方なく必然的に一瞬頭が切れちゃうこともあるだろうけど、 FIXだからね キャメラマ…

埋もれがちな傑作/裸足の伯爵夫人_The Barefoot Contessa

「今頃~」と、 言われてしまいそうなのだが、 ボクの中では埋もれていた<裸足の伯爵夫人> エヴァガードナーの代表作であり もう一人の主人公にボギー ジョセフLマンキーウィッツ監督 アカデミー賞の脚本賞にノミネートも 撮影は<赤い靴><黒水仙>など…

埋もれがちな傑作/廿日鼠と人間

1930年代、大恐慌時代のカリフォルニア、、、いつか自分たちの農場を持つという夢をもつ季節労働者、ジョージ(バージェス・メレディス)とレニー(ロン・チェイニー・ジュニア)は、いつも行動を共にしている、、、知的で頭の回転が早いジョージは、問題を…

ボクの好きなショット/痴人の愛

映画っていうのは 大河ドラマ、歴史ものでなければ 1つの大きなストーリー(人生の断片)を軸に幾つかのエピソードで連ねる 寅さんやB級プログラムピクチャーのような 80~90分ほどの尺が理想と思える ところが この映画<痴人の愛>のサマセットモームの原…

ボクの好きなショット/ラストムービー

低予算ながら大ヒットした<イージーライダー>の次作として スタジオがデニスホッパーへ御褒美的に好き勝手に撮らせた映画だが、 編集に時間を要し過ぎて映画会社の怒りを買い さらに時間をかけて仕上がったものの それを観た会社は その訳の分からない内…

ボクの好きなショット/ノルウェイの森

ボクは いつから村上春樹を読まなくなったんだっけ、、、 すごく好きだったのに たしかこの「ノルウェイの森」が それこそ社会現象的にベストセラーになったのを機に 読まなくなったはずだ、、、 近々 この映画の関係者に会う予定なので あらためて観てみた…

ボクの好きなショット/男はつらいよ(21)寅次郎わが道をゆく

やっぱり「橋=旅」だね こんな寅さん サクラの表情 川、人と人とを隔てるもの

ボクの好きなショット/濡れた欲情_ひらけ!チューリップ

神代辰巳っていうと 長回しのイメージがあるけど それ以外にも、長玉をよく使う人だ、、、 一本の作中に長玉を度々使うのって ふつう躊躇すると思うけど そういう遠慮というのがないのが神代のセンスなんだろうね きっと批判を恐れない人なんだと思う だって…

ボクの好きなショット/犯罪河岸

H.G.クルーゾーというと ダイナミックでドラマティックな作風をイメージするが なかなかスタイリッシュな画も撮る ストーリーも面白く さまざまな勘違いが大きな疑惑を生む 構成もよくできていて 前半が犯人側(のちに無実)の3人の主人公の視点で描かれ …

ボクの好きなショット/夏至

八点鐘さんが トランアンユンなら<青いパパイヤの臭い>より<夏至>が好きだと言っていたので 確かめるため、数年ぶりに観てみた、、、 (たしか)屋外シーンもすべて自然光を使わず 全編スタジオで撮った<青いパパイヤの香り>より 若干「人工的」な色調…

ボクの好きなシーン/暴力

吉村公三郎の<暴力> 戦後 大阪、新世界、、、 いくら戦後の荒れた世でも こんな町は日本中どこにもない 最低の生活 最低の価格 1日50円あれば腹が満たされ この町では 安くて美味しいものしか売れない 高くては売れない (以上、劇中のセリフ) それでも乞…

ボクの好きなショット/キネマの天地

ボクは若い頃 東京~大船間を何百回と移動していた それは松竹大船撮影所に用があったからだ だから「大船」に関しては 東宝や東映や日活、大映の撮影所よりも ちょっとした思い入れが強いのだ、、、 当時若き日のボクは 東京にあるポスプロから大船の松竹撮…

ボクの好きなショット/男はつらいよ(12)私の寅さん

マジックアワー狙いのショットは幾らでもあるけど これは気合が入っているよ ほんとうに美しい ため息がもれるほどの奇麗なショット、、、 ほんと江ノ電ってやつは 愛おしい存在だね 狭い民家のすき間を通り過ぎていく あの小さな電車

ボクの好きなショット/モガンボ

カラオケで 「愛が始まるとき」とか「ロンリーチャップリン」とか 「男と女のラブゲーム」「居酒屋」「もしかしてPART2」「今夜は離さない」とかが かかり出すとマジ頭が痛くなるんだけどぉ とくにとくに 頭痛がキツイどころか吐き気さえもよおすのが、、、…

男はつらいよ(7)望郷篇

「マンネリ」とか「ワンパターン」とか 水戸黄門なんかで、よく言われることだけど、 あらためてエピソード1から<男はつらいよ>シリーズみていると そのマンネリズム感が凄く心地よいのだよ ワンパターンというより 優れた「フォーマット」と言えるね 最…

ボクの好きなショット/10億ドルの頭脳

英国人って、 本当「007」のようなスパイものとか好きだよね ボクは進んでは観ないけど 「007」にしても「キングスマン」にしても(その他もろもろ) 勧められると取り敢えず見るんだけど で、観ればやはり面白いけど それでも、やっぱり、自分から進んで探…

ボクのすきなショット/イブの三つの顔

ジキルとハイドみたいなのが 最初の多重人格者を世に知らせたものなんだろうけど、 実在する「多重人格障害者」として 初めて映画の題材に取り上げられ描いたのが この映画<イブの三つの顔>なんだろうね ジョアンウッドワードが 夫よりもずっと以前にオス…

ボクの好きなショット/無限ファンデーション

<さびしんぼう>とか<ベルリン天使の詩>とか そんな系統の映画 青春の多感さを描いて なかなかいい映画ではあるけど、 こういう日本映画を観るたびに思うこと、 べつに スケールとか迫力がありゃいいってもんじゃないけど、 いつもいつもこじんまりした …

ボクの好きなショット/海外特派員

次男がヒッチの<海外特派員>を観て たいへん関心していたので 『そんなに良かったっけ?』と思って再見したが、 このテのものではヒッチなら やはり<北北西に進路を取れ>の方が断然いいと思うけど ヒッチだからね、つまらない訳がない いろいろなシチュ…