たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/佐々木、イン、マイマイン

 

 

ずっと気になっていたが、やっと観ることができた<佐々木、イン、マイマイン>、とてもいい映画だ、、、内山拓也、長編と短編を交互のように撮っている、濱口が言っているローテだね、そのうちこの映画を超える作品を生みそうな予感がある、、、

 

物語は、高校時代の4人の仲間たちの青春時代のエピソードと大人になった自分たちを、同棲していた彼女と別れながらも一緒に暮らす芽の出ない役者を中心に語られる、、、

 

いかにも青春映画らしい青が強めの色調で統一された、いま日本で一番かもしれないキ

ャメラマン、<きみの鳥はうたえる><さよならくちびる><宮本から君へ><ドライブマイカー>とくに近年の活躍ぶりが素晴らしい四宮秀俊、、、、音楽もいい、薄めに流れるシーンごとの音楽が主にブルースハープだったり、テクノ調だったり、神経にくる環境音楽調だったり、一方でそれまで効果音を積極的に取り入れていたのに、いきなり無音の世界に引きずり込んだりするセンスがいい、、、

 

レビューを見ていると、ラストのことについて疑問を投げかける人たちがいる、、、時々こういう観客をケムに巻いたような映画があるが、リアルに考えたらあり得ないことだよね、だから現実ではない、でも「佐々木だったら有り得そう」その「有り得そう」でいいわけで、それでもそういうラストが気になるならファンタジー落ちで納得するしかない、佐々木という人物の存在自体がファンタジーならそれでもいいし、でもそこ考えるとこじゃないんだよ、物語で映画を語るな!考えるな、感じろ!ってやつだ、、、「あり得ないことだけど佐々木なら有り得そう」「やらかしそう」それ以上考える必要はないんだよ、この映画は、、、

 

点(そういえば俺の周りにもこんな奴がいたなぁと思い出すキッカケになる一本)

佐々木、イン、マイマイン | テアトルシネマグループ

FULLHD مشاهدة فيلم 佐々木、イン、マイマイン 2020 مترجم - اهد فيلم ملاكي اسكندرية ...

主人公と佐々木を対比するような構図が多い
主人公よ、それでも佐々木に胸張れるような人生をオマエは送っているのか、、、

出世したとか、金持ちになったってことじゃない、ちゃんと好きなことをやっているか、自分らしく生きているかって、あんな佐々木でも佐々木は自分らしく生きている、、、