映画のこと/映画感想(新作もしくは比較的新しめの作品)
たいへん評判が良いので今公開中のドリームワークス映画<長ぐつをはいたネコと9つの命>も観てきた、、、同じドリームワークスの大好きな<シュレック>からのスピンオフ、終始楽しく観ることができた、が、、、先日も同じこと言ったが<エブエブ>も 30年…
あらすじ 少し変わった子であるあみ子は、お父さん、お兄ちゃん、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんのいるお母さんと共に暮らしている。お気に入りは同級生ののり君。しかし、純粋無垢で奔放なあみ子の行動は、いつしか周りの人々に影響を与え、彼女の住む世界…
リアルと非リアルというかタッチの違う画風を同じ1カットに混在させているテクニックが面白かった、、、アニメの流れが<スパイダーマン:スパイダーバース>以降ポップでアートスティックなものになっているのかもしれない、、、それでいて幾つかの動きは…
以前、ボクの知人は豚をペットとして飼っていた、その豚を毎日散歩させる姿はニュース番組でも紹介された、彼は決してとんかつをはじめ豚肉料理を食べなかった、、、 PART 1 「田舎風マッシュルームタルト」 PART 2 「ママのフレンチトーストとホタテ貝の創…
ジェームスガンが監督していると知り、U-NEXT配信の<ピースメイカー>を観た、、、ま、今の時代ジェームスガンがエンタメ最強監督だね、ボクにとって「バカ」は時によって褒め言葉、ジェームスガンにその称号を与えたい、バカ丸出しで時にダサくそれ…
まったく可愛くない造形ばかりが登場するのだけど、実写よりもリアルで、アニメよりも印象に強く、どこか狂気を含んだおどろおどろしさはギレルモらしさ、CGでなくコマ撮りを選択したことにより尚更アーティスティックな作品に仕上がっている、、、 3.5点…
ランキング参加中映画 もはや「今泉映画」としてひとつのブランドさえ確立した人気監督の<ちひろさん>を観た、、、元風俗嬢の主人公は今はお弁当屋さんで働いているが、元風俗嬢であることを隠しもしない、いつもながらの今泉映画の独特の空気感と主人公の…
ランキング参加中映画 結論、、、すげえ~良かったぜ~い! <史上最大のショウ>ボクにとって全アカデミー作品賞中もっとも退屈な作品、そもそもサーカスが大嫌いなのだ(猿回しも大嫌い)、そのうえそれを延々と見せられた挙句に、取って付けたようなラス…
toughy.hatenablog.com ボクが上の記事をUPしたのは昨年の5月の頃、米国でとても流行っていてとても面白そうだったので日本公開を今や今やと待っていた、ところがなかなか公開が決まらない、でもここまで公開が遅くなった理由が分ったよ、配給会社は日本人に…
世界的に評判の韓国映画<別れる決心>がいつものごとく世界公開どん尻でやっと日本で公開されたので観てきた、、、ミステリーに詳しくないのでよく分からないのだが、おそらく様々なミステリー映画のエッセンスを詰め込んでいるような気がする、、、海の断…
19987年に映画史のエポックメイキングともいえるスピルバーグの<プライベートライアン>が発表されて以降の戦争映画の殆どが<プライベートライアン>の亜流だ、、、この映画もそうであったようにリアルという名のもとグロく描かれる、それはそうなのだ戦場…
どこかの映画祭で賞を獲って昨年ちょっと話題になったけど、次男が「ダメだこりゃ」とネガティブに語っていたので積極的に見る気が失せていたが、近々ドイツから撮影クルーがやって来て東京の高齢者の実態をドキュメンタリーで撮りたいとのことだったので、…
指摘されることの多いあのスピルバーグ同様にマーティンマクドナーは筋金入りの「肉体損壊フェチ」だ、この映画でも他の彼の全作品でも人間の身体の部分的な欠損を必ず描写している、、、そして「窓」本作では多用しているが、これも彼の全作品で窓越しのシ…
結論から言うと「すげえ~おもろかったぜ~」 正直、前作に対して高評価ではなかった(嫌いではない)ので観ることに躊躇していたのだが、ここで見逃がしたら後悔しそう、二度とI-MAXで観るチャンスは訪れないかもしれない、そんな強迫観念から、それにケニ…
ずっと気になっていたが、やっと観ることができた<佐々木、イン、マイマイン>、とてもいい映画だ、、、内山拓也、長編と短編を交互のように撮っている、濱口が言っているローテだね、そのうちこの映画を超える作品を生みそうな予感がある、、、 物語は、高…
父親からも恋人からも暴力を受け続けてきた幸薄い子マリコは「壊れて」しまっているのかもしれない、、、ただ唯一主人公のシイちゃんだけが彼女の支えだったのだが、無二の親友にも知らせることなくマリコは自殺した、、、そして主人公は父親からマリコの遺…
競技シーンは最小限で、アスリートの姿ではなく多くの時間をオリンピックの裏方たちにフォーカスしたSIDE:B、、、市川崑はアスリートの肉体にフォーカスしたが、2020ではコロナを避けるわけにはいかないし、3.11も然り、オリンピックを支える人々を捉えると…
いろいろ問題ありと言われている河瀬直美を監督に据えた<東京2020オリンピック>そのSIDE:Aを鑑賞してみた、、、世間で言われるほど悪い出来ではない、監督の思いや思想が色濃く反映する心配もあったがそんなこともなかった、むしろ冷静に客観的に事実を捉…
本命<RRR>対抗<別れる決心>を退け、ゴールデングローブ賞非英語映画賞に輝いたAmazonPrimeVideo配信作品<アルゼンチン1985~歴史を変えた裁判~>をさっそく鑑賞してみた、、、 物語は、軍のクーデターにより長らく独裁軍事政権下にあったアルゼンチン…
やっと鑑賞、、、米国で大受けして、アジア映画でありながら、そしてアクション映画でありながら、米国アカデミー賞では作品賞にノミネートされそうな<RRR>、、、アカデミー賞もそうだが、<ダイハード><マッドマックス怒りのデスロード>のように十数年…
石川慶の作品の中で評判が芳しくない昨年の作品、、、でも、言われるほど悪くなかった、、、ロケーションがいいから良い画がたくさん撮れている、やはり映画はロケハンだな、ローケションだなぁ、、、 不老不死、若さとは、老いとは、生きるとは死ぬとはにつ…
こういうのを観ると、あらためて『伊丹十三だったらもっと面白く撮れただろうなぁ』と思ってしまう、、、落としどころが「金ではなく老後の生き方の価値観」なのは正解だとしても、たとえば生前葬のシーンなどが巧く撮れてないから、これ映画なの?テレビド…
イーストウッドの<ミリオンダラーベイビー>はチャンピオン戦を優勢に進めていた主人公が栄光の座に手をかけた瞬間絶望の淵に落とされる映画だ、、、当時、この映画について知人の若者に感想を求めたら「ぅぅん、微妙ですねぇ、せっかくのボクシング映画な…
映画において伏線回収は観客の喜ぶところだが、その伏線回収に重点をおいた「大伏線回収映画」といえば<カメラを止めるな!>だ、そのフランス版<キャメラを止めるな!>、、、映画の制作現場で古い撮影監督は「キャメラ」と呼ぶことが多い、一方テレビの…
オープニング、一台のミントブルーのサンダーバードが夜の街を行く、ソウルミュージックをバックにタイトルが出る、ジャッキーブラウンのようなタイトル、、、そうか、監督はタランティーノが好きなんだなぁ、タラちゃんのような映画の始めり始まり~のお知…
監督の川和田恵真も英国人と日本人とのハーフだそうだ、見た目は白人に見える、、、クルド人の主人公の少女を演じた嵐莉菜もドイツ人と日本人やイランやロシアの血が混じっているそうだ、日本における外国人の立場をよく知る監督と主演女優が、当地で迫害を…
実在の伝道師夫婦の成功と破綻のお話し、、、伝道師って聞いてもピンとこない、本来は違うのだろうがここでは宗教SHOWを行って金を集めるビジネス、、、自前のテレビ局まで持ち、そこで流す番組のメッセージや涙や歌と踊りを見て寄付を申し出る視聴者たちを…
ロシア人監督による現状の国後島の様子と遠い日本人先住人たちの記憶を客観的に記録した一本、、、 中国が嫌いなのではない中国共産党が嫌いなのだ、韓国が嫌いなのではない反日教育を推し進めた人々とそれに盲従する愚かな人々に呆れるのだ、、、しかしロシ…
リンダロンシュタットの「BlueBayou」♪はボクのお気に入りの一曲、この作中でも主人公の女性が歌うシーンがあり聴き惚れる、、、 ピンクの水上、ブルーの水中、、、強烈な色で圧倒して幕を開く、ところがそこに登場する人々の世界はグレーに見える、、、そこ…
今ではムショ暮らしかな?イランの名匠と称えられたアスガーファルハディのいわくつき、というか賞に泥を塗ったカンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品、、、 日本では落とした財布が戻ってくることはよくあることだが、それは世界基準からすると驚くべきことら…