窓で始まり、窓で終わる、しかしそこから外を景色を見ている人物は違う、、、まったくその窓の内側から外に出ずに物語は進行していく、、、
そっかぁ、ハンナシグラがおばあさんになるとこんな感じなんだね、まったく昔の面影はないけど、そこにハンナがいてくれるだけで嬉しくなる、しかも<ペトラフォンカントの苦い涙>のリメイク版に出てるわけだから、嬉しくなる訳だよね、、、こちらの原題は「ピーターフォンカント」
本作はファスヴィンダーが本来撮りたがった性別に忠実に設定してオゾンがファンスヴィンダーに代わって再現したもの、、、ただしね、やはりファスヴィンダー版には及ばない、あの限られた空間の中で数々のアングルを見つけて主人公に迫る熱量に対して、いくら主人公にオーバーアクトさせても、それは熱量とは違う次元に思えるのだ、、、
3.5点(それでもそこそこ面白く観ました)