リリーグラッドストーンの演技があまりにも良いので「助演賞」枠ではなく、主に「主演賞」で賞レースを席巻しているようだが、ライカートの〈ファーストカウ〉にも先住民役で出ていた彼女、ここでの彼女も上手すぎる、レオとかデニーロは今更いう必要もないしそれが普通だと思うが、慣れ親しんだ顔ぶれに新しい役者が添えられ良い感じでストーリーは進んでいくが、最近のスコの最近の傾向として兎に角長い、今回は206分、七人の侍と同じ尺だが満足度は同じまでには至らず、アイリッシュマン210’、沈黙159’、ウルフオブウォールストリート179’、ディパーデッド150’、アビエーター169’、ギャングオブニューヨーク167’、どうしたんだスコセッシ、、、題材的にはある程度の尺は仕方ないが、それでもジョンフォードならきちんと1時間半ほどで見せきってしまうだろうなとどうしても思ってしまうのだ、こんなだと若者に倍速再生されるのがオチだぞ、、、
3.5点