ハワイ真珠湾では日本軍は平和なワイキキの街を狙った訳ではなく、基地を攻撃し8隻の軍艦と主に兵士2400人が犠牲になったが、その復讐/リメンバーパールハーバーが日本本土への大空襲だとしても、主要都市すべてが焼き焦がされ、原爆投下による広島・長崎の34万人を含む民間人56万2700人が殺された、大虐殺だよね?倍返しっていっても何倍?562700÷2400=234倍返しだね、「戦争を終わらせるため」って必ず言うけどやりすぎだよ、常軌を逸している、キチガイの仕業、心のある人ではできないこと、、、KKKにも所属していた人種差別主義者でかなりのイカレ野郎とも噂される当時の大統領トゥルーマンのシーンは本作の目玉の一つだが、それでもかなりオブラートに包まれて描かれていると言われる、実際はかなりヤバイ奴だったらしい、、、だいたい歴史上の凶行の全てが狂人によるもの、狂人でなければあんなことは(原爆投下)しない、今日にでも降伏するかもしれないと助言されていながら強行したのは狂人による凶行としか言えない、、、プロメテウスは凶器を狂人に与え、どう使うかは狂人が決める、、、
もしくは米国の国力の誇示でもあるわけだが、そのために日本で犠牲になった多くの民間人の描写がないことが本作を不満指摘されることであろうが、あくまでもオッピー(作中でもそう呼ばれれている)の周りにいた人々と自分に降りかかってきたことを描いたもので、バックボーンとして原爆を完成させた人物ではあるが、平和を叫ぶ代わりに赤狩りに遭う理不尽さと、自らを肯定と否定にさいなまれるひとりの男の米国の悲劇を描いたのが本作だ、、、
目を見張るようなカメラワークや構図はなくオーソドックスに演者を捉えることに終始していたのは仕方ないのかも知れないが、その分カット数を多くして動きを作っているのかも知れないがそうでなくても良いような気もするし、その画に合わせてあまりにも音楽を当てすぎている、五月蠅い、五月蠅いのだ、クロサワに怒られるぞ!音楽で観客をコントロールしなくても十分に力のある作品だと思うのだが、、、
残念ながらIMAXではなかったが、地の底から突き上げるような音響が凄かった、、、群像劇ではあるが全ての演者が好演している、、、そしてやはりノーランだからこその重厚で力のある作品に仕上がっている、最近はこういう作品がなかったので、久しぶりにいかにもアカデミー作品賞らしい作品だ、、、
4点 シーツを取り込め、シーツを取り込むな、花は嫌い、戦いなさいよ、、、