噂には聞いていたが
なかなか触手が伸びなかった
サムライミの<ダークマン>を観た
なんで
もっと早く観なかったのだろう
ボクの中で埋もれていた傑作アクション、、、
人工皮膚の権威の科学者がギャングによって全身火傷を負い、瀕死の状態になるが、特殊な治療により神経を切断され、痛みや苦しみから逃れた状態で生き延びた、そこから始まる復讐劇、、、
ダークマンといっても
特殊な能力や武器
特に強い腕力もない
主人公にあるのは
暑さ寒さ痛みや苦しみ恐れといった感覚が無いこと
そして人工皮膚作成によって何者にも扮することができること
この特徴によって
ギャング一味に挑んでいく、、、
クライマックはヘリの空中戦
2機のヘリによる空中戦は
非常に危険な接近戦
しかも
1機のヘリには主人公がぶら下がっている
ある時は人形のようだが
ある時はスタント
ほかにも
驚くべきスタントが数々登場する
スタントが出来ないシチュエーションでは
「ここは合成ですから」と明らかに判るような
前時代的特撮で凌いでいるのが潔い
素晴らしいスタントによるアクションと
80年代のデパルマとも言いたいが
やはりヒッチのような画づくり
また
タッチとしてはハードボイルド
画が渋く
セリフがハードボイルドなのだ
サムライミが
この先に続く<スパイダーマン>の
まるで予習をしているかのようにも感じた
これは観ておくべき作品だ、、、
80年代ッぽい流行りの画
破壊された博士のラボ
主人公の愛猫
これなんかもハードボイルドっぽい
シャレたセットと背景の合成
いかにも<北北西に進路を取れ>的な
ほかにも<めまい>などヒッチ的な画が数々
実際のスタントマンによる
危険なスタント
随所に<ノスフェラトゥ>とか<吸血鬼>のイメージを感じる
特殊メイク
駆け出しの頃の
美しい
フランシスマクドーマン
ハードボイルド