たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

話題のNetflix<全裸監督>

80年代を普通に通過した人なら覚えているはず
アダルトビデオ界の帝王「村西とおる
 
ビニ本」「ウラ本」「黒木香」「ハメ撮り」「顔シャ」「駅弁ファック」「ナイスですね~」
 
その半生を描いたNetflix作品(成人向け)が面白いと聞き
さっそく最初の2話だけ観てみた
 
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Netflixで作品を撮る監督が口を揃えて言うのは
Netflixは金は出すが、口を出さない」
まさに監督にとっては理想の条件なのだそうだ
 
日本においてもNetflixは立ち位置は変わらず
ハリウッドばりに歌舞伎町のオープンセットを作らせてくれたり
制作者側に寄り添って思い切りノビノビと撮らせてくれるようだ
 
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しかしね
この80年代を切り取ったような描写も
キャメラはデジタルだから
80年代(風)にしか見えないんだよね
80年代ではないんだよね
 
綺麗かも知れないけど
キレイの意味が違うんだよ
 
昔、知人が言った言葉を忘れない
そしてその言葉は<桐島、部活やめるってよ>の中でも聞いた
 
「ビデオってキレイだけど、フィルムって汚いよね」
 
え-----ボクはまったく正反対のことを感じていたから
この言葉は衝撃だった
 
ビデオ(デジタル)の綺麗は「クリア」の意味で
それは単にのっぺりした感じで色が立ちすぎている
 
一方
フィルムの綺麗には「味」があり、深く、独特で、
キャメラマン、ラボ、フィルムによって画調色調が異なる
 
だから
ボクにとってビデオは「安ぽく」フィルムは「美しい」ものだった
 
ところが
世間的には違う感覚があるようなのだ
 
キレイはリアルなのか?
でも、そのリアルさがむしろウソっぽくないか?
 
こんなデジタルの画像じゃ
時代劇は撮れないでしょう?
 
リアルすぎて、ウソっぽい

そのウソっぽさが
この<全裸監督>の80年代の実際の空気と
デジタルで撮られた描写では違和感を感じるのだ

せっかく好き勝手にやらせてくれるなら
フィルムで撮らせてもらえば良かったのに、、、
 
ただし
ボクの感じた違和感を除けば<全裸監督>
村西とおるの破天荒さと
80年代の自由さに大爆笑間違いないよ、、、観るべし!
 
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