たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/戦場

海外では評価が高いが、
日本ではほとんど語られることがない
サイレント後期から戦前のハリウッドの中心的な人物であった
イリアムAウェルマンの<戦場>

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ほぼほぼ勝利が見えてきた連合軍の、フランスに駐留する米軍のその小隊での話題は専ら休日はパリに出て羽目を外し遊ぶこと、中には除隊許可が下りた者もいて、小隊の空気はいたってユルい。そんなある朝その小隊に突然出動命令が下される。虫の息のナチスドイツ軍が反攻に出ているとの情報を得て、小隊が偵察に向かうことになったのだ。森深く入っていくと、あっという間にドイツ軍に包囲された小隊、援軍は来ず、形勢不利の中雪の積もり出した森の中で小隊は果たして生き残れるのだろうか、、、

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当初から評判の良い
サミュエルフラーの<最前線物語>の系統のような気もするが
同じ系統としてもコッチの方がボクは断然好き

とにかく脚本が良いのだ
もちろん演出もいい

セリフやストーリーの面白さだけでなく
肝心の場面ではセリフを抑えて画でグイグイみせてくる

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ウエルマンは
T1Wではフランス外人部隊にいたそうだね
そして空軍ではエースパイロット

だから
アカデミー賞の第一回作品となった<つばさ>なんて作品が撮れるんだね
軍隊のことなら隅から隅まで知っているから
さまざまなエピソードも本人の経験した実話なのかもね

本物が撮った本物の戦争映画といえるね

だから
その後の多くの戦争映画に多大な影響を与えた

これは絶対に観るべき戦争映画の傑作だ!

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