ワイルダーマニアと自負しながら
最期の2本を見逃していた駄目なボク
<バディバディ>はなかなか観ることが出来ないが
<悲愁>はDVDが手に入る
それなのにそれなのに
見逃していた恥ずかしさ、、、
しかも、なんと面白い!
なのに自分の中では埋もれていた傑作、、、
主人公はウィリアムホールデン
名作<サンセット大通り>がすぐに浮かぶ
そのホールデンが
同じような
過去の名女優の今を追う物語
伝説の女優グレタガルボをイメージして書いたそうだ
たくさんの映画に関する固有名詞が登場しているので
映画ファンはニヤリとする
ヘンリーフォンダが
自身の役でワイルダー映画初出演も果たしている
まるで
ある種のモキュメンタリーのようでもある
そう思って観るとまたまた面白い
ハリウッドから新作映画の出演交渉のためフリーのプロデュサーがエーゲ海の小島にやってくる。彼のスポンサーが伝説の女優の復帰出演を条件に資金を提供すると言うので必死で往年の大女優にコンタクトをとろうと試みるが、なかなか会うことが出来ない。彼女は取り巻きたちによって監禁されているかのようなのだ、、、、すると、ある日、彼らから逃亡しようとした彼女が列車にひかれ死亡する。葬儀に姿を現し取り巻きたちに詰め寄る主人公「貴様らが彼女を死に追いやったのだ!」すると、そこから、思いもしなかった真実が次々と語られ出す、、、
ほんと、これは観た方がいいよ
凄く面白いからね
ワイルダーの語り口を堪能する
上質のミステリー
ほかのワイルダーの名作群と同列に
もっともっと語られても良いほどの
埋もれがちな傑作だ!