たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画のこと/映画一言二言

映画一言二言/セブンサイコパス

マクドナー、あいかわらずの「肉体損壊」フェチ「神」への不信、「窓」「犬」「対峙する二人」マクドナーの愛するアイテムに加え、<ヒットマンズレクイエム>との共通として「目玉」「空手」「ベトナム人」、、、そしていつものコリンファレル、サムロック…

映画一言二言/憎いあンちくしょう

子供の頃から浅丘ルリ子といえば痩せたお姉さん(綺麗なおばさん)という認識だったので、この頃の若い頃の浅丘ルリ子を見ても最初は、自分の知っている浅丘ルリ子と同一人物とは思わなかった、、、若い頃は綺麗というよりも可愛い感じで細川ふみえ(今何し…

映画一言二言/あいつと私

昭和のこの頃の街並みっていいよ、、、東京會館が立派な建物で、今ではビルになってしまったけど、何でもビルにすればいいってもんじゃないよね、、、「くろんぼ」なんて店が登場するね、こういうのも今では考えられないことだけど、あの頃は言葉一つに差別…

映画一言二言/好奇心

70年代の「グローイングアップもの」の先駆けは何と名匠ルイマルだったわけだ、、、<おもいでの夏><青い体験>文字とおり<グローイングアップ>など思春期の男子たちのセックスへの憧れ、、、だいたい14~16歳頃って願ってもセックスは手が届かないもの…

映画一言二言/あした晴れるか

ここんところ映画鑑賞の先輩gavardiniさんから芦川いづみに関するコメントを頂き、川島雄三絡み以外の芦川出演映画はあまり観ていないので、代表作の一つ<あした晴れるか>を鑑賞してみた、、、日本映画史のこの頃の作品は苦手で、それは嫌いという意味では…

映画一言二言/ミネソタの娘_The Farmer’sDaughter

ロレッタヤングがオスカー主演女優賞を受賞した映画としての知識しかなく鑑賞、、、都会に向かった田舎娘が騙され一文無しになり、仕方なく家政婦として勤めた先が下院議員で党の創立者の屋敷、そこでのロマンスと成長し選挙に出馬するまでになる娘のハート…

映画一言二言/WAVES_ウェイブス

「一生に一度の傑作!」は言い過ぎだって、、、lol 以前ツタヤの「店員お薦め」みたいなPOPを見掛けて少し気になっていたが手が伸びなかった本作品を鑑賞、、、A24作品、、、色彩重視、最近洋邦共にこの傾向が強いが、今のスタイルというか、そもそもはエイ…

映画一言二言/東京画

小津への想いを、<東京物語>への想いを、50年代の東京への想いを胸に抱いて、30年後の80年代の東京に降り立ったヴィムヴェンダースの複雑な胸中と現代(80年代)の日本への関心、、、そりゃね、30年前の姿を求めてやって来る方が悪いよ、、、とはいっても…

映画一言二言/Queen_クィーン

興味はなく、ずっとスルーしてきたが、ヘレンミレンがオスカーを受賞した作品なので鑑賞してみた、、、リベラル、反保守、反王室のブレア首相が誕生した頃に起こったダイアナ元妃の事故死、ふたりの反王室の死と始まり、、、ダイアナの死を巡って王室と新政…

映画一言二言/秋刀魚の味

「秋刀魚の味」といってもサンマは一切出てこないし、焼き魚を食べるようシーンもなし、、、その理由は一切語られていない、小津がケムに巻くように答えた一言は「秋だから」、、、 小津の話になると、イマジナリーラインのこともそうだけど、小津自身の本当…

映画一言二言/麦秋

以前は暮には黒澤を観るのが常だった、最近は小津、、、<秋刀魚の味>と<麦秋>を久しぶりに鑑賞、、、一家の朝の様子、限られた空間の中で割り振られた目まぐるしいカットの出し入れ、同様に演者もフレームに出入り、バックに流れるオルゴールのような環…

映画一言二言/黒い家

長年見逃してきた森田芳光の<黒い家>を今頃だが観た、、、いつも思うのだが、森田は若々しい、それは見てくれのことではなく、まるで学生映画のような素人っぽいけど面白い発想、バリバリのプロがふざけて撮った学生映画のように思えるようなシーンやショ…

映画一言二言/クレイジーママ

コーマンの<血まみれギャングママ><ビッグバッドママ>と連なる「バッドママ」シリーズを若き頃のジョナサンデミに撮らせた一本、、、ママをその後性格俳優としてならすクロリスリーチマンが演じる、、、ニューシネマの時代がそろそろ終わりを告げようと…

埋もれがちな傑作/異邦人

薄っぺらの短編のような一冊だったのに、ガキの頃の俺には読み進むことが出来ず停滞し難解だったが、映画ではとても分かりやすく最初から最後まで眼を逸らすこともなかった、、、過剰防衛か?正当防衛か?を争うよりも被告の人格を焦点に裁かれる法廷、、、…

映画一言二言/恋愛専科_Rome Adventure

名匠デルマーデイヴィスの代表作と言われてはいるがピンとこなかった(折れた矢、去り行く男、決断の3時10分、縛り首の木、避暑地の出来事、スペンサーの山など)、、、ローマを余すことなく紹介している上では<ローマの休日>等のどの作品よりも観光の参考…

映画一言二言/真極道~棒の哀しみ

一般的には<棒の哀しみ>で通っているが、実はそれはサブタイトルで、「真極道」こそメインタイトル「シンゴクドウ」、、、あ、庵野はここから影響されているのか、、、調べてみたら以前観ているのだがまったく印象になく、初見のつもりで観ていた、、、部…

映画一言二言/ホーホケキョとなりの山田くん

4コマ漫画風なエピソードを散りばめながら、メインのエピソードは4コマ漫画と相対をいくイマジネーション豊かな映画的な発想で観客のハートを捉えるはずだが、ジブリに期待するものが違う人にはまったくピンこないだろう、そういう人達は映画を愛しているの…

映画一言二言/かもめ食堂

きっとこの人(荻上直子監督)ジムジャームッシュとか好きなんだろうなぁ、と、、、 スナフキンとミーは異母兄妹、、、ニョロニョロは電気を食べて生きている、、、知らなかった、、、たしかムーミンって日本で一番知られていて、世界的にはそんなに有名では…

映画一言二言/ジゴロインニューヨーク

古い本屋を経営難で畳むことになりそうになっている男(ウデイアレン)が友人の花屋の店員に男娼で稼ぐことを勧める、最初は拒否していた男もいざ始めると思いの外に人気を得るのだが、客の未亡人に恋をしてしまう話し、、、ユダヤ人コミュニティの特殊な世…

映画一言二言/ディメンシャ13

有名な監督は最低10本、作品が10本に満たない監督は7割、好きな監督は全作品を観る、そんなことを自らに課している、そうでなければその監督を語っても説得力がないからだ、だが、コッポラはまだ全て観ていない、、、そんなコッポラがロジャーコーマンの下で…

映画一言二言/四月は君の噓

泣くやつ、、、お涙頂戴映画、、、それを知ってて観る訳だ、泣くとストレス発散でき、リフレッシュできるからね、、、それにすずと山崎の出逢いとなった記念すべき映画、どんなもんだか観てやる、、、しかし、この二人、ほんと似合いのカップルだな、、、 自…

映画一言二言/J005311、スケアリーフレンド、暮れる、石川君行け!

「PFFアワード2022」のグランプリ作品ほか入選作品を幾つか観てみた、、、 <J005311>グランプリを獲得し絶賛された作品、、、長回しは観客を主人公の背後霊として招き入れることに成功している、二人の演者と帯同者としての観客の三人の小さな旅、、、セリ…

映画一言二言/テイクシェルター

本編冒頭で聴覚障害の娘について「(健常者は)聴こえ過ぎなのだ」と「(耳が不自由な方が)無いものが聴こえるんだ」と主人公が云う、ここから物語は始まる、、、そう言った主人公自身が悪夢を見続け、他人の見えないものが見える聴こえないものが聴こえる…

映画一言二言/音楽

音楽が聴こえない、、、音楽を失った女のはなし、、、その女の人生に関わった許婚、恋人、旅で出逢った男、そして実兄、そして精神科の開業医、女と5人の男たち、、、 大好きな三島の、大好きな「音楽」を、大好きな増村が監督した<音楽>、観ない理由を探…

映画一言二言/危機

ベルイマン、1945年制作の処女作、、、産みの親と育ての親の狭間に立つ大人になりかけの少女の話し、、、 タバコって映画の中では「SEXについて」のメタファーと言われるけど、男が室内で何度も何度もタバコの火をつける、それに対して少女はそのたびに「タ…

映画一言二言/この女たちのすべてを語らないために

ベルイマンの初のカラー作品は片腕スヴェンニクヴィストと撮った風刺のきいたコメディ、、、なんの予備知識もなく観たものだから最初は面を食らったが、とても興味深いことに気づいていく、ウディアレンっぽい、いや、それはひどい間違いだ、ウディこそがベ…

映画一言二言/スティルライフオブメモリーズ

撮る側と撮られる側の共同作業であり闘いであるという意味では<美しき諍い女>のような映画だが、比べてしまってはジャックリベットに申し訳なく思う、、、むしろ提議「ポルノか芸術か」における大島渚寄りなのかもしれない、、、目指したのはリベット、結…

映画一言二言/ビリティス

一時期、ソフトフォーカスの柔らかな光の美しい写真で持て囃されたフォトグラファー・デイヴィッドハミルトンが撮った映画、、、ところが映画となると、まったく画が撮れていない、フォトグラファーと名乗るのは恥ずかしいほどのルーズな構図、、、ただ成長…

映画一言二言/シルバーグローブ/銀の惑星

アンジェイズラウスキー、あいかわらず、「血」と「火」と「SEX(裸)」、、、鬼才というかただの狂人にしか思えない、、、<2001年宇宙の旅>+<地獄の黙示録>+「ベルインマン」を目指したのか、、、でも、思うような作品にはならなく残念、、、というか…

映画一言二言/狂気の愛

問題作<ポゼッション>でその気狂いぶりを遺憾なく発揮したポーランドの鬼才アンジェイズラウスキーがソフィマルソーを初めて裸にした映画<狂気の愛>を観た、、、冒頭の銀行強盗のシーンは<ダークナイト>を彷彿させる、ノーランが本作を参考にした可能…