高校生くらいの頃に名画座で観た記憶があるのだが、その時はとくに印象に残らなかったようなことが今では惚れ惚れとする、すこしは大人になったのかもしれないボク、、、 店内で新聞の記事を読む男、キャメラは外を捉える、子供たちが無邪気に遊ぶ姿をキャメ…

とにかくルネクレールといえばセットが好きだ、必ずのようにファーストシーンでパリの街並みを映すあの街並みのセットがボクは好きだ、、、あ、そっか、ウェスも好きなはず、ウェスはきっとルネクレールが好きなはず、今気づいた、、、 セリフはそれなりにあ…

ベベさんが「ガッカリ」と言っていたが 犬映画を観ないチョイスはボクにはない なんてことない映画だが 「がんばれベンジ～！」と応援しているボクがいた、、、 お父さんが監督した 70年代にシリーズ化されるほど人気だった＜ベンジー＞を 息子のジョーキャ…

そもそも＜GOG＞以外のマーベルには興味がなかった（というかガンちゃんだからGOGに興味を持ったまで）、というかデズニーの作るマーベルには触手が動かない、、、＜スパイダーマン＞はマーベルだが版権はソニーが握っている、今は権利を貸している状態、、…

ある意味、本当の「撮り鉄」なんだろうね庵野は、、、スチルカメラの撮り鉄ではなくムービーの撮り鉄、映画の中で鉄道を撮影し続けるからね、どこまで趣味を仕事に持ち込むのだろうこの人は、、、今回も（昔から）やはりレールは映画に入れたいのだね、、、…

プライベートでは一途な恋心を抱える風俗嬢、ロッカーに棄てられ新しい恋を求める女など4人の女性を主人公にそれぞれの日常を描く、、、小鳥とか熱帯魚とかハムスターとか本来は広い場所に生きる生き物をとてつもなく狭い場所に閉じ込め飼う人間の感覚がボク…

6番目のクレジットなのに何故かデニーロが主演のようなポスターはデニーロが売れた後のVHSのパッケージか？ いかにも70年代の安っぽいが愛おしい画調のB級映画のような、いかにも70年代のこの頃はこんなのばかりいくらでもあったが、オスカー（どちらも助演…

LOVE OR MONEY マノンレスコー（情婦マノン）、風と共に去りぬなどと共通する古典的なプロットのグレタガルボ＆ロバートテイラー主演の名作、、、人は足りないものを埋めたくなるもの、全てが満たされないと幸福とはいわないのか？幸福とは何か？、、、白黒…

＜明日に向って撃て！＞に続いてレッドフォードとキャサリンロスの共演したずっと観たかったのに縁のなかった一本、やっと観ることができた、実話だそうだ、、、二人が絡むシーンはほとんどないがレッドフォードはキャリアピークのカッコ良さだし、キャサリ…

昔、障がい者の子を持つ知人女性が言っていた 「神様はそれができる人にこの子たちを託す」のだと、 それが主人公の加賀まりこだったりするわけで 本人よりもそれを支える人たち そういう子供たちを託された人たちは それは神様から与えられた宿命として受け…

寺山修司の＜ボクサー＞往年の名ボクサーが多数集結、、、白井、原田、海老原、柴田、ガッツ石松、西城、輪島、具志堅、たこ八郎、、、で、清水健太郎かぁ、惜しいなぁ、シャブなんかで人生狂わせなきゃ、ちゃんと陽のあたる表舞台で文太を継ぐような存在に…

ヒッチ作品群では評判の良くない部類で見逃していた本作を鑑賞、、、面白くないわけではないが、脚本が強引過ぎる、現実的でなくウソ臭い、、、デフォルメされたライティングはディートリヒに似合う、他の演者にも陰影を意識した照明、、、いつものことだが…

若いエヴァファンは必見、庵野が大いに影響を受け、いまだに新作を発表するたび自作に取り込む寺山修司や実相寺、庵野自身を形成しているとも言える、、、 長い長い黒味から突然演者が現れ観客に話しかける、キャメラはFIXで長回しで演者は延々と語り続ける…

還暦を迎えるトムクルーズはいまだに危険なスタントに自ら挑んでいるね、こうなると、ハラハラドキドキを超えて笑ってしまうのだよ、、、キートン、ジャッキーチェン、トムの系譜、、、スリルは笑いと表裏一体、、、トムはベッドの上で死ぬつもりはないんだ…

すごくストーリーが面白いという訳でもないが、CGのクオリティが非常に高い、造作が素晴らしい、細部までゆき届いている、髪の毛やヒゲの揺れ具合や木の質感まで、デザインの良さやクリエイターたちのセンスの良さを感じるとても優れたアニメーションの一本…

脚本（今敏ではない）がいい、新海もこれくらい書けたら良いのだが、、、 ランキング参加中映画

月丘夢路がお綺麗、大阪娘の北原三枝が可愛い、デビューしたての浅丘ルリ子が初々しい、ディスクジョッキー風に軽快なナレーションは森繫久彌、忘れちゃいけねえ三橋達也、、、 懐かしいけど実際は知らない風景の銀座、たびたび登場する川は今の首都高東銀座…

ランキング参加中映画 gavardini様に教わった小沢昭一主演ながら渥美清が出演している日活映画、、、他に三國連太郎や桂米朝（人間国宝）そして野坂昭如も出ている、、、監督は磯見忠彦だが、脚本の今村昌平カラーが色濃い、脚本だけで「ぁ、今村だ」と分か…

ターキー、蔵原惟二、慎太郎、裕次郎、北原三枝、、、今まで北原三枝のことは何とも思わなかったけど「関根恵子＊綾瀬はるか」て感じに思える、当時としてはスタイルもいいし、、、そして裕次郎、これまた今までカッコイイとは思えなかったが、カッコイイね…

このあと70年代に大ブレークするバートレイノルズ主演の69年にサミュエルフラーが撮ったB級映画、、、まだこの頃はサミュエルフラーじたいも再評価されていなかっただろうから、本作は日本では未公開のようだがメディア化にあたり「サミュエルフラー」の名を…

アカデミー作品賞候補の10本のうちに入り、昨年のパルムドール受賞作品＜逆転のトライアングル＞のリューベンオストルンド監督が前作でやはりパルムドールを獲得した＜ザスクエア＿思いやりの聖域＞を観ておくことにした、、、パルムに相応しいかどうかは兎…

フランスが生んだ名作戯曲で欧米では長く愛され続けている作品で、何度も映画化されたが、特にホセフェラーの出生作であり代表作でアカデミー主演男優賞を受賞した1950年の作品はあまりにも有名だが、他にジェラールドパルデューがカンヌで主演賞を獲り、オ…

『ネオン・バイブル』(1995)、『静かなる情熱 エミリ・ディキンスン』(2016)などのイギリスの名匠テレンス・デイヴィスが1988年に発表した長編第1作。1940～50年代のイギリス、リバプールを舞台にした監督自身の自伝的ファミリー・ドラマで、「遠い声」と2年…

このタイトルを見ただけで泣くというらん姐さんを泣かそうと、未見の本作を鑑賞、、、赤木圭一郎＆芦川いづみ、そして新人吉永小百合、脚本熊井啓、キャメラは姫 田真佐久、、、抜群にいい画が随所に撮れている、とくに深いい画が沢山、、、 芦川いづみ、キ…

本作の監督クロードオータンララは本作品が代表作と日本では言われているが、実のところは日本であまり作品が公開されていないだけで、もっと立派な作品が他にも沢山あり欧州ではとても評価が高いそうだ、、、主演のジェラールフィリップもこれが出生作と言…

見逃していた熊切和嘉の＜私の男＞を観た、、、余談になるが熊切の最新作が＜＃マンホール＞というワンシチュエーションのスリラー物らしく、どういう路線変更なのかと驚いて予告を観てみたが、マンホールの内部が非常に広く「そんなデカイマンホールの内部…

たまたま岸井ゆきのを追っかけて観てみたら拾い物の面白い映画だった、、、岸井ゆきの演じる主人公の自分を含めた周囲で起こる男女の問題を全編ほぼ各１シーンごとに１カットで捉え、1シーンがまるで１エピソードのように丁寧に撮られている作品、、、誰も言…

マクドナー、あいかわらずの「肉体損壊」フェチ「神」への不信、「窓」「犬」「対峙する二人」マクドナーの愛するアイテムに加え、＜ヒットマンズレクイエム＞との共通として「目玉」「空手」「ベトナム人」、、、そしていつものコリンファレル、サムロック…

子供の頃から浅丘ルリ子といえば痩せたお姉さん（綺麗なおばさん）という認識だったので、この頃の若い頃の浅丘ルリ子を見ても最初は、自分の知っている浅丘ルリ子と同一人物とは思わなかった、、、若い頃は綺麗というよりも可愛い感じで細川ふみえ（今何し…

昭和のこの頃の街並みっていいよ、、、東京會館が立派な建物で、今ではビルになってしまったけど、何でもビルにすればいいってもんじゃないよね、、、「くろんぼ」なんて店が登場するね、こういうのも今では考えられないことだけど、あの頃は言葉一つに差別…