たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/WAVES_ウェイブス

映画『WAVES/ウェイブス』の予告編が解禁! カニエ・ウェスト、レディオヘッドなど豪華アーティストが全編を彩る - tvgroove

「一生に一度の傑作!」は言い過ぎだって、、、lol

 

以前ツタヤの「店員お薦め」みたいなPOPを見掛けて少し気になっていたが手が伸びなかった本作品を鑑賞、、、A24作品、、、色彩重視、最近洋邦共にこの傾向が強いが、今のスタイルというか、そもそもはエイドリアンラインがやっていたこと、最近はバズラーマンの十八番みたいになっているが、更にビビットな感じなのが今風、、、こういうのに若い頃は喜ぶもんだよな、綺麗とかカッコイイとか言って喜ぶわけだ、あるがままの美しさや構図から得るものではなく、若者は人工的なものにも美しいと感じる、自分みたいなジイになると面白いとは感じるが美しさの本質とはちと違うと思うがな、、、時代によってリアルを重視していたものが、非リアルの受けが良くなり、再びリアルな時代に戻ったりと繰り返す、、、

 

あらすじ

優秀なレスリング選手の高校生の兄貴はレスリングでも恋愛でも絶頂の時にいたのだが、肩を壊し、恋人は妊娠し、いきなり不安のどん底に落ちた、、、そして中絶を拒む恋人との諍いの中でアクシデント的に恋人の女性を殺めてしまう、終身刑、、、のこされた家族の中で特に妹は友人たちを失い、SNSでの中傷に耐えていた、そこに白人の男が近づいて来る、当初は距離を置きながらも次第に愛が芽生えていく妹だったが、、、

 

前半は兄貴/後半は妹を中心に構成されていて、それによる比較や家族の立場や気持ちが浮き彫りになっていく、ただし描き足りない部分も多く、たとえば妹の恋人になる男の気持ちや周囲との関係性が薄い、、、あれほど周囲から白い眼で見られていた妹なら、それと付き合うようになった男もその視線を痛く感じようなシーンがないのが不自然すぎるし、そこは省略するところではなく、むしろそれによってお互いの絆が強くなり共感を覚えるようなシークエンスが用意されるべきだった、、、

 

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小さなキャメラで狭い車内を動き回るようなカメラワークをはじめ、全編落ち着きのない様々なキャメラワークが駆使されている中で、その中でも落ち着いて見られたシーンは妹に男が初めてアプローチするシーン、、、クレーンでもドリーでもステディカムでもなく、ズーミング、、、ズーミングでもズームアップではなくズームバック、ズームバックは使いどころは難しいと思うのだが、ここでのズームバックがとても良い、、、

 

「飴ちゃんあげるよ」大阪のおばちゃんかーい