たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画一言二言/ディメンシャ13

 

有名な監督は最低10本、作品が10本に満たない監督は7割、好きな監督は全作品を観る、そんなことを自らに課している、そうでなければその監督を語っても説得力がないからだ、だが、コッポラはまだ全て観ていない、、、そんなコッポラがロジャーコーマンの下でキャリアをスタートさせた劇場公開監督デビュー作(日本劇場未公開)が本作だ、、、

 

7年前に水死した末娘を巡り、親族と周辺の者たちが互いに疑念を持つ中、心臓発作で急死した長男の嫁は遺産相続でフリになることを恐れて死んだ夫を湖底に沈める、、、

 

すこしでもその後のコッポラ作品につながる痕跡を見つけたかったが、コーマン作品としては不似合いな質の高いゴシックホラーに<GF>や<地獄の黙示録>を彷彿させるものは見いだせなかったが、ところどころにインパクトのある画をみせている、、

 

印象的なファーストシーン、、、橋とボート以外にはまったく照明を当てず浮き上がらせる黒が怖い、、、

死体を引きずるシーンは目茶苦茶強烈な印象を残す、、、