今、日本で一番カッコイイ若手俳優は山﨑賢人だと思っているボク、ボクが女学生なら下敷きにブロマイドはさんで学校に通っているはず(昭和の学生)、、、<ベニスに死す>のビョルンアンドレセンは本当に「世界で一番美しい少年」だと思う、ボクはその手の嗜好はないが、子供の頃に初めて映画の中に現れた彼を観てドッキリした「綺麗だ」と思った、、、映画自体もヴィスコンティ作品群の中で上位に好きな作品で、主人公の恐ろしいほどの「美」へのストーキングに鳥肌が立ったほどだ、、、その映画で一躍世界中で有名になったビョルン少年、とくに日本での人気は大変なもので、さっそく来日してレコードデビュー、CM撮影と忙しいけれど印象的な日々を過ごしたようだ、、、池田理代子の「ベルバラ」のオスカルのモデルはビョルンだそうだ(たしかに!)ここらへんの話しも本編の中で尺を割いているので興味深い、、、
本作の中心にいるビョルンだが、冒頭に美しい姿を見せておいて、いきなり現在の姿を映し出した、裕福には見えないヒゲだらけで不潔な汚いジジイ、、、世界一美しかった少年をこうさせたのも全てはあの映画<ベニスに死す>(あの当時はヴェニスと表記しなかった)のオーディション、それが人生の分岐点になった、そしてもう一度それ以前に大きな彼の人生の流れを作ってしまったのが母親の失踪、、、すべての人に人生のターニングポイントはあるものだが、幼少の子にはあまりにも衝撃的な出来事に言葉を失う、、、
<ベニスに死す>のスタッフはほぼ全員が同性愛者だったそうだ!、、、それゆえ監督は全員にビョルン君と目を合わせないように指示をしたそうだ(W)ちゅーか(コワっー)
「私は死なない、ただ消えるだけ」
この時ヴィスコンティは何を思っているのだろう、、、
中目黒、、、
あ、岡崎友紀、、、