ある人のブログを読んでいたら、映画でいう「語り」を俳優の「セリフ回し」と勘違いしていた、俳優の「語り掛け」という意味と「語り」を混同してしまっているんだね、、、映画でいう語りはストーリーテラーだから語り口、上手な話の運びのこと、大胆に省略しても全く進行に影響なく、テンポよくストーリーを展開して進め観客を引き込むこと、、、本作も3時間の長尺ではあるけど（レオーネ作品は長い）、まったく時間を感じさせない、でもね、映画って儚い、というか人間の記憶力っていうか脳みそってのも儚い、何度も観て（たぶん今回4、5度目）大好きなのに忘れていることが多い、ま、でも、それだから新鮮に観れるってのもあるわけだが、、、
それは＜用心棒＞の縁ではないが、クロサワとレオーネは似ていると思う、本作もセットが良い（橋の周辺とか）、オ－プンセットがデザインからして良い、もしもロケハンの賜物だとしたらよくぞ見つけてきたと思えるロケーションが素晴らしい（墓地とか）、そしてそれらも含む大ロングがいい、、、で、やっぱりイーライウォラクがいい、ほかの主人公二人を完全に喰っている、、、で、冒頭の10分間は無台詞、いいよね、最初からどんどん引っ張っている、、、
ドブネズミ、犬畜生、豚野郎、、、動物を例える悪口は多い、動物が可哀そう、人間はそれ以下なのに、、、
「生きるために稼ぐのなら、そのために死ぬほど働くのは馬鹿げている」
いかにも悪党に吐かせたい台詞だ、、、
