若いエヴァファンは必見、庵野が大いに影響を受け、いまだに新作を発表するたび自作に取り込む寺山修司や実相寺、庵野自身を形成しているとも言える、、、
長い長い黒味から突然演者が現れ観客に話しかける、キャメラはFIXで長回しで演者は延々と語り続ける、ラストも同じ〆方、、、主人公はきっと寺山修司本人なんだろうな、寺山の81/2でもあるのか、、、映画の自由さ、ストーリーに関係なくイメージを具現化させることができる、それは演劇よりも増して、、、これは寺山のイメージの具現化なんだろうけど、俺は寺山を信じない、日本人がまだパラジャーノフを知らない頃ロシアで観て、日本人が知らないのをいいことにまんまパクって自分のイメージのように<田園に死す>を撮っちゃう人だから、悪い言い方すれば詐欺師だよ、ただね、本人も自覚しているところもあるようだ、、、
やはり線路だね、庵野はこの線路に心を奪われエヴァをはじめその後の自作に度々線路を登場させることになる、、、線路、それは「人生」そのものか、、、
自由の敵に、自由を許すな、、、