鳩の帰巣本能を利用して、同じ鳩を繰り返し売る子供(家族)の話、、、詐欺まがいではあるが、貧しい一家の生きるための手段、、、しかし、就職にあたって、継続的にその行為を行っていたことが判明し、良い就職口にはありつけず、小さな工場で働いて貧しい暮らしを続けるしかない、、、ふだん能書きばかりこいている大島渚でもデビューにあたっては、このようなヒューマンな作品も撮っていたんだね(撮らされていた)、、、とは、いっても、貧しさはなかなか変えることが出来ない現実と、その社会構造も訴え、次の<太陽の墓場>へとパワーアップしてつながる、、、
「規則は規則だから」
どんな事情があるかとか、そんなことは見ないふりして、温情とか融通とか優しさのない社会
「どうしてそんな一般論しかいわないの!」
不合理なものの見方しか出来ず、他人が不幸になることを見過ごしている
「大人になるんだな」
「大人ってナニ?」他人の事なんて気にしないってこと?
貧乏だから悲しいのではない、代わりに愛がある、、、