たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

埋もれがちな傑作/主婦マリーがしたこと

 

 

薄いスープしか飲めない貧しい生活だったから、ほんの少し豊かになりたかっただけ、夢は歌手になること、娼婦に部屋を貸して、中絶の手助けをして金を稼いでいたのは確かだが人助けの意味もあった、悪いことをして金儲けをした意識は薄い、、、しかし、死刑、、、ギロチンによる最後の女性処刑者、、、実話

 

 

みんな生きるため、貧しさから逃れるため、そのためのお金、ジャムをたっぷりつけて食べられるようになった程度の贅沢、、、「14歳から働きづめよ」「女だからな」、、、70年代は女性映画が沢山作られた、ウーマンリブ、離婚、女性の自立、地位向上、しかし本作を観てしまうとそんな70年代の女性映画はカッコばかりつけているようにさえ感じる、真の女性の自立を考えるにはこの作品こそ全女性、全男性が観るべきだ、、、

 

 

70年代に榎美沙子を中心とする「中ピ連」とか「女性を守る会(?)」とか日本のウーマンリブ運動が注目されたが、あるテレビ番組で「相対する女性から(たとえば本妻と愛人)助けを求められたらどちらを守るのですか?」と皮肉な質問を投げかけられた榎が「先に声を掛けられた方」だと答えた時には子供だったボクでもその答えにかなりガッカリした、、、その後、榎は選挙に出たものの惨敗し多額の借金を抱えることになり、夫から「もうお遊びは終わりだ」と言われ専業主婦に戻ったそうだ、、、

 

ブレッソンやカールドライヤーを感じるシャブロルの傑作、とくに<裁かるゞジャンヌ>をボクは重ねた、、、こんな凄い映画があまり日本では観られていないことを不幸に思う、、、

 

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示

ソース画像を表示