柔道を志す者は勿論のことと
他の格闘技のファイターたち
格闘技が好きなファンたちも
かならず読まねばならない本
木村の半生と
驚異の練習風景に息を呑む
オリンピックの柔道金メダリストであっても
木村にとっては赤子である
そして
力道山との因縁
ショーと勝負の狭間に生きる男
知らなかったけど
柔道って
そもそも
蹴りやパンチではじまり
投げ
そして間接で極める
そんな武道だった
今は
「投げ」だけに特化してしまい
本来の柔道の形ではなくなったのだね
そして
蹴りや突きに特化したのが
空手
そうして
3つの特色があった柔道が
テクニックごとに
分散して
別の武道として発展したんだね
昔ながらの
柔道の形を残しているのが
いわゆる
グレーシー柔術なのだね
皮肉だね
左が木村
身体がほとんど化け物
厚い本(しかも上・下巻)だが
一気に読めてしまう
ふだん読書などしない
空手家の後輩に奨めたら
3日後には本が返却された
「非常にためになって、なにしろ面白かったです」の
言葉と共に