たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/女であること

原節子特集をやっていたので
その最終日に行ってきた

女であること

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原作は川端康成

ピンとこないね

川島らしさが出せるのか?
それとも
川端文学の前に沈むのか?

冒頭のクレジットで
本編には登場しない美輪明宏が歌う

女って可愛い、女って不思議、女って怖い♪

さあ
そんな得体のしれない「女」を見せましょう
とでも言いたげに
物語は始まる

ツカミはOk!だね
川島は川端にもひるまず
川島らしさを出して
胸をなでおろすオープニングだね

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原節子の長いキャリアの中で
初めてのキスシーンの相手は女?

対照的な若い二人の女
ふたりの憧れの夫婦

幸福そうな
上流階級の夫婦
しかし
どこか欠けている

ひとりの若い女が登場してから
ゆっくりとゆっくりと状況が変わる

憧れのおじ様&おば様が可愛がる居候の香川京子を排除し
憧れのおじ様へアプローチ
憧れのおば様の昔の恋人にアプローチ

女の「憧れ」と「やっかみ」「嫉妬」
しかしそれは女誰もが持つ
否定できない「性サガ」

それはバンプ久我美子に限ったことではない
本性を表に「出すか/出さないか」の違いだけ

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川島版
<3人の女>Rアルトマン
川島版
<仮面・ペルソナ>Iベルインマン
とも言えそう

しかし
すこしコミカルに描くのは
やはり
川島らしさだ

PS
物語の中心となる
夫婦の家が独特のレイアウトで
非常に不思議で
不安定な効果が出ている

場所は丸子橋だね
今はマンションになっているね
玉川園周辺の昔の景色が懐かしいね