永遠のライバル
KKVSKKVSKKの欄で
インディペンデンスデーの続編のテレビCMを見て思ったことを
下のように書いた
CG(コンピューターグラフィックス)によって
過去の特撮では考えられない技術を手にしたはずなのに
ゲーム機の画面を見ているような
絵を見ているような
(実際ただのコンピューターで描かれた絵なのだが)
いかにもCGCGした画像で
リアルを追求しているはずのCGが
むしろリアルな画でなくなってしまっているのが
とにかく寂しい
と、
しかし
リアルでなくても良い場合もある
たとえばエンジェルウォーズ
蛇足だが
このタイトルが嫌いで
自分は原題のSucker Punchと呼ぶ
Sucker Punchと言った後
ゆっくりと邦題を思い出す
エンジェル****や****エンジェルなど
似たような題名が多く
なんの映画か
どんな映画かまるっきりわからない
だからサッカーパンチと呼んだ方が良いのだ
話は戻って
監督は<300スリーハンドレッド>のザックスナイダー
彼は
「マシンガンを持つ不思議の国のアリス」と
この映画を表現したそうだが
優れた宣伝コピーのようで
言い得ていてカッコイイ!
とにかく映像がイイ
イマジネーションが豊かで
ルックが徹底してダークでクールだ
音楽がイイ
セットの美術デザインがイイ
主人公たちがセクシー
そしてCGがイイのだ
リアルであるわけでも
さりげないものでもないし
そうする必要もない
あえて
狙いで
ゲーム機の画面のような
CGCGした画像で
はなからリアリティは求めず
バーチャルな世界観が映像として狙い通りだ
CGCGした画像は
リアルを前提にした作品では痛いが
この作品のような映画では
むしろ有効なのだ
CGCGした映像でOKだ
単純に観て
バカにする人もいると思うが
こういう世界観だからこそ
楽しめる人も多いだろう
ダークではあるが
シンシティーほどグロくはない
サイバーパンク系の埋もれた傑作だ