飲食男女
恋人たちの食卓
台湾時代のアンリー監督の傑作
アンリーは多才だ
何でも撮れる職人だ
変幻自在だ
ブロークンバックマウンテン
グリーンデスティニー
ライフオブパイ
恋人たちの食卓
とても同じ監督の作品とは思えない
バラエティーぶりだ
料理が出てくる映画は数あれど
もっともヨダレが出てくるのは
この作品だ
ただ
題名が悪い
<恋人たちの食卓>
ストーリーは
恋人というより
むしろ「父と3人娘」の物語だ
原題の「飲食男女」
中国人でなくても
こちらの方がイメージにあう
台湾の名優
父親役のランシャンが
いつものように
イイ味を出している
毎週日曜日になると
3人の娘たちが
父の暮らす実家に来て
父は娘たちのために料理の腕をふるう
週に一度の家族の晩餐会
もともと有名な料理長なので
料理はお手のものだが
それでも娘は味覚も肥えていて
口うるさいのが面白い
料理自体もそうだが
食材のシズルがキレイだ
料理映画史上No1の称号は
この映画のものだ
観たら必ず
中華料理を食べたくなる