映画を良く知る人たちの間では「現役最高の監督」とも呼ばれるマルコベロッキオの<エドガルドモルターラ_ある少年の数奇な運命>を観てきた、、、
最近特に気になるのは作中での音楽の当て方、音楽自体が多すぎる上に、この映画でも重要な場面にドラマティックな旋律で音量を上げて観客の感情を先導する、もちろんそれも映画の一部であり、重要な要素ではあるけど、あざとすぎると五月蠅く感じて仕方ない、、、とは言うものの本年上半期の優れた洋画作品が多いの中でも際立って質の高い作品になっている、、、
あらすじ、、、19世紀イタリアで、カトリック教会が権力の強化のために7歳になる少年エドガルド・モルターラを両親のもとから連れ去り、世界で論争を巻き起こした史実をもとに描いたドラマ。1858年、ボローニャのユダヤ人街に暮らすモルターラ家に、時の教皇ピウス9世の命を受けた兵士たちが押し入り、何者かにカトリックの洗礼を受けたとされるモルターラ家の7歳になる息子エドガルドを連れ去ってしまう。教会の法に則れば、洗礼を受けたエドガルドをキリスト教徒でない両親が育てることはできないからだ。息子を取り戻そうとする奮闘する両親は、世論や国際的なユダヤ人社会の支えも得るが、教会とローマ教皇は揺らぎつつある権力を強化するために、エドガルドの返還に決して応じようとはせず……。(映画.comより)
「スピルバーグが映画化を望んだ」ってのはキャッチーだよな、観てみようかなと思ってしまうもん、、、
教皇がロッドスタイガーのよう、ほかの演者すべても素晴らしい、、、
結局、宗教ってこういうこと、一歩も譲れない自分にとっての絶対に信じるべきものがあるから、当然対立を招く、、、そして洗脳、洗脳が行われる場所といえば宗教がもっともその場所だ、信じたものを否定することは自分自身全てを否定することになるので、それを否定に転じさせることは困難だ、とくに子供の時に洗脳されると尚更だ、、、宗教対立、人種対立、イオデオロギー対立、これがなければ世界はなんと素晴らしいのだろうに、、、
4点 シーツの中でユダヤ教の祈り、隠れんぼ、床に舌で十字架3ツ、階段を這って昇り祈る教皇、生まれながらのユダヤ教、、、