たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/マイインターン

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あまり観る気も無かったが
とりあえず
デニーロとアンハサウェイの組合せが面白いから
観てみることにした

以下
文脈なく
思うことを列挙する


プラダを着た悪魔>の続編なのか?どうかは
どうでもよいのだ

劇中
アンハサウェイは終始
カルティエの腕時計タンクをしているね
自分の記憶が確かなら
プラダの後半で
アンの腕にタンクがあった気がする

それであれば
監督の洒落た遊び心だろうし
「続き」と解釈しても良いかもしれない

ただし
記憶違いかもしれない
それでも
たとえ記憶違いでも
そう考えるのが楽しい

続編で良いのだ

そして
主人公は起業し
会社のトップに立ち
立場が変わったのだ
そして
また成長していく

ただし
会社に関しては
CEO探しばかりになり
会社のトップになって
若き経営者として
女性経営者としての
苦悩する姿の掘り下げ方がユルく感じた

なんとなく
お洒落で爽やかで
ちょっぴり切ない
若い女性が見る映画になってしまっていないか?

映画産業的には
それはそれで良いのだが、、、


音楽が良い
デーブグルーシンのように
ハートにくる

デニーロじいさんが
好きな音楽は「サムクックだ」と云う
思いきり古いが
センスの良さが伝わる

70歳になっても
「心の中に音楽がある」と言う

粋だね
このジイさん

そんなジイさんと若い世代の話し
離れたジェネレーションの結びつきの話し


歳をとると
物覚えが悪くなり
スタミナがなくなり
瞬発力がなくなる

ネットで得たのとは違う本物の知識があり
経験が豊かで
判断力が勝る

若い会社こそ
こういうふうに
現役をいったん引退した人を重用するのは
正しい選択かも知れない


もとの会社が
電話帳会社という設定がいい
そしてデニーロのプロフィールも
うまい!
時代を上手く表現している


削るところは削り
きちんと伝えるところは伝える
いい映画の典型だ

ストーリーは
いい意味で古典的なパターン
周囲に影響を与え
そして
周囲と共にUPしていく

昔なら
F・キャプラあたりが似合いそうな
ハートウォーミングな一作だ

ラストは太極拳だね
体に力が入っていない
ゆっくり呼吸を吐くのだね
肩の力を抜くのだね

デニーロ爺さんは
若き女性社長に
言葉ではなく
それを
伝えるのです


「サヨナラ」と何度も言う
日本びいきのデニーロのアドリブだろうね

今の時代のいい映画