キャッチコピーを付けるとするなら
「娘が母を超えるとき、悪が悪を超えるとき」って、こんな感じ
しかし、伏字にしないとネタバレになっちゃうので伏せる、、、
女性版<ジョーカー>の趣を感じさせながら
<101匹わんちゃん大行進>のアニメ史上稀代なヴィラン
クルエラ・デ・ビル(ダ・ビル)の若き日の物語を描いた一本
サントラが抜群にいい
でも、印象的なナンシーシナトラの「ブーツ」♪がフューチャーされていない
原題「These Boots are made for walkin’」は邦題「にくい貴方」で知られる
フランクシナトラの娘ナンシーのヒット曲
<フルメタルジャケット><オーシャンズ8>など
数々の映画で意味深に好んで使われることが多い
そもそも「靴」は映画の中で
抑圧された女性のメタファーとして使われるが
この曲は女性が社会に声を上げた時代に出てきた曲
女性主導の恋愛を歌詞に込め
男を翻弄する女を歌にしている、、、
ファッションが抜群にいい
サイケデリック全盛時代の時代背景に合致したファッションだけでなく
オートクチュールの世界で腕を上げてゆく若き才能と
その業界で女王として君臨する女の闘いを
数々のゴージャスでファッショナブルな衣装で埋め尽くしている、、、
主人公の二人
エマストーンとエマトンプソンの新旧オスカー女優対決は
まるで<プラダを着た悪魔>のアンハサウェイとメリルストリープのような構図だが
こちらの方は深く暗い物語となっている、、、
映画『クルエラ』圧巻の衣装は47種類「実に大仕事だった」舞台裏公開 | ORICON NEWS
期待しないで観たが
最後の最後までなかなか面白く鑑賞できた、、、
3.5☺