あるレビューを眺めていると
ある投稿者が<そして父になる>に対して
「黒がつぶれている」と
「某現像会社、下手すぎる~(笑」とコキ下していた
黒がつぶれているなんて言葉
そもそも
何処で覚えたのでしょ、この人
キャメラマンとか監督とか
もしくは映像の技術系の人が使う言葉です
業界人なら「現像所」というところを
「現像会社」といっているから
恐らく素人なのでしょう
ネット社会ですから
いろいろと受け売りの言葉を覚えるのでしょうね、、、
この人のいう
某現像会社はIMAGICAのことです
古くは東洋現像所という名で
映画やテレビ番組のクレジットで目にする
ラボそしてポストプロダクションでは日本一の会社です
映像に関して常に最先端の設備と技術で
優秀な技術者を多数輩出し
日本映画界に多大な貢献をしてきた立派な会社です、、、
プロというのは
プロというのは
素人が気づいたことを
気づかないレベルではないのです
昨日今日聞き知った知識や
ネットで得た知識のレベルでない
高い次元で仕事をしているのです
素人に指摘されるまでもなく
当然「黒がつぶれる」この件は
この映画に限らず
以前から映画業界でも問題になっているのです、、、
そして
3D映画以外でもこのスクリーンを使用します
シルバースクリーンの特性である
反射性が「黒をつぶす」弊害を生み出しています
3Dと3Dでない作品ごとに
スクリーンを使い分ければ良いのですが
合理性と経費の問題で
制作者や監督、撮影監督、ラボ
そして何より観客本位でなく
シネコンはこの問題を無視し放置しているのです
だから
黒が潰れているのは
ラボのせいでも
IMAGICAのせいでもないのです
いくら一億総評論家ぶっても
知ったようなことを言って
他人や特定の会社をコキ下すのではなく
きちんと調べてから書くなりコキ下すべきです
ちなみに
私はIMAGICAの社員でも
木村大作でもありません、、、
これは照度の問題です
きちんとプロジェクター側の
光源を上げれば解決することなのですが
シネコンはそれをしません
いわゆる省エネのためです
ランプの消耗を抑えるためです
ランプの消耗を抑えるためです
コスト削減のためです
経営上の問題もありますが
もう少し観客のことを考えてほしいと思います、、、
アナログ派だからいうわけでも
回顧主義で言うのでもなく
ほんとは
以前のように映画はフィルムが良いのですよ、、、
やっぱり
フィルムで撮った作品は
フィルム上映で観たいなあ!