ボクはいざとなった時のメッセージをスマホのメモに残している『もういいよ、苦しいだけだから、終わらせてくれ』と、、、「喋れなくなった俺がスマホのポーズをしたら、その通りにしてくれよ」と妻に伝えている、、、これと同時にボクの身体につながった管という管を外してもらう、、、
長年一緒に暮らし兄弟のような関係の一つ年上の従兄弟が今、末期の肺がんで苦しみ緩和ケアに入っているのだが、そのタイミングでたまたま見つけた映画<痛くない死に方>をすぐに観ることにした、、、高橋伴明が監督で主演は柄本佑、ほかに奥田瑛二、宇崎竜童、大谷直子、余貴美子、坂井真紀とそれなりの面子で、つい3年前の作品なのにこのタイトルは知らなかった、、、
在宅医療のスペシャリスト、長尾和宏によるベストセラー「痛くない死に方」「痛い在宅医」を、「禅 ZEN」「赤い玉、」の高橋伴明監督・脚本で実写映画化。在宅医師の河田仁は、末期の肺がん患者・井上敏夫を担当することに。敏夫は娘の智美の意向で、痛みを伴いながら延命治療を続ける入院ではなく「痛くない在宅医」を選択したのだが、結局苦しみ続けてそのまま亡くなってしまう。あのまま病院にいさせた方が良かったのか、自宅に連れ戻した自分が殺したことになるのではないかと、自分を責める智美の姿に衝撃を受ける河田。在宅医の先輩である長野浩平に相談した彼は、思わぬ事実を突きつけられる。主演は「火口のふたり」の柄本佑。(映画.comより)
「がん難民」
「腹水は抜くな」
「死は敗北だと、だから延命すると刷り込まれて教わった」
「患者は過剰な点滴によって咳や痰で溺れる」「枯れる」
「カルテでなく、人間を診ろ」
「臓器という断片を見るのか、患者の物語を見るのか。」
「生きるとは食べること」(食べれなくなったら死と同様)
「リビングウィル」「COPD」「緩和ケア」「在宅医」「平穏死」
「心臓など機能は止まっても細胞はまだ死んでいないし、脳も生きている、話しかければ聴こえるかもしれない」
「酸素の管はずしてごらん、大丈夫だったりするから」
「延命の家族愛はエゴイズム」
死ぬのが「可哀想」じゃない!苦しみを与え続けることこそ可哀想だ!
日本で安楽死が認められるのはまだだいぶ先のことになるだろうが
苦しいのに生かすのは残酷だよ
人生の最後の最後に人生最大の苦しみを与えるなんて残酷すぎる
それが正しい医療のあり方なのか!?
<PLAN75>なんて映画があったが、あんなことよりも、こっちの方こそ今私たちがすぐにでも考えないといけないことだと思うよ、、、
この映画に出て来る患者も、ボクの従兄弟も、カハラも肺がん、、、ベッドの上で苦しむ演者や従兄弟の姿がカハラのその時と重なった、、、
親族、家族、身近な人で余命が短い人がいたら、絶対に観るべき一本、、、