いわゆるセピアのモノクロではなく、B/Wでもない、青みがかったインクのようなグレー寄りのようなモノクロームが美しい、、、セリフはもちろん、ナレーションもない、人の姿も映されない、音楽もない、ストーリーらしきものもほぼない、だからといって記録映画のようでもあるがそうでもない、これは映画とすら言わず、動くフォトグラフィックとでも言えよう、、、美しいフォトグラフを眺める感覚、写真集がペラペラとめくられているような、記録映画のようにあるがままの自然な被写体を追うのではなく、ライティングで作り込んでいる、、、そういう意味ではフォトグラファーによる映画への挑戦のように思える、その熱意に価値がある、、、
仔を見守る母豚の眼、、、生まれたばかりの目の見えない子豚たちが乳をさぐり奪い合う姿、その身体に浮かぶ産毛の美しさ、、、