学生映画にしてBBCの選ぶ「オールタイム100」の一本にもなった、それこそ日本未公開、そしてソフト化もメディア化もされていない完全に埋もれてしまっている傑作、、、学生映画なので権利関係無視で様々な楽曲を使用しているのが広く鑑賞されていない要因ともされているが、次男が海外から取り寄せたDVDでやっと観ることが出来た(もちろん日本語字幕なし/でも英語字幕があるので、どうにか理解は出来る)、、、白黒の美しい画が次々とめくられる、、、一瞬カサヴェテスの<アメリカの影>を思い起こす、、、しかし、ここでは特定の個人という個々ではなく、「白人」「黒人」という集合体、塊りでしかない、、、白い羊を切り裂くのは黒人たちの手による、羊は一匹づつ吟味されたわけではない、単なる流れ作業、集団を順番に裂くだけのこと、そこに感情も何かしらの意図も意味もない、、、グロいが印象的な、そして狙いが的確な、とても学生が撮ったとは思えない一本だ、、、