友人の話し
男にとってはとっても切実なことの話し
彼は以前前立腺がんを患い手術をした
それからかれこれ3年近くになる
その後何事もなく過ごしているが
ひとつだけ気にかけていることがあった
ひさしぶりに定期的な検診に訪れた彼は先生に訊ねた
「先生、かれこれ3年になりますが、あそこがモッコリしないのです、勃起するようになるまでまだ時間かかるのでしょうか?」
すると先生は
「あれ、言わなかったっけ?」
「え、なんのことです?」
「不安のないよう広めに取ったのですが、その際あそこの神経もとりました」
「え、先生~そりゃないよ~そんな大事なこと前もって言ってよ~」(涙目
笑ってはいけないデリケートな話しだと思いつつ
ボクは爆笑した
しかし、話はこれだけではないという
オチがあるのだと、
諦めきれない彼は
別の病院に行って診てもらった
「どうでしょう、神経ってのはそのうち戻るのでしょうか?」
「はい、戻りますよ、神経は必ず再生しますから」
彼は天にも昇る気分で
眼の前がパッと明るくなったという
「で、先生、いつ頃戻るのでしょうか?」
「そうだなあ、100年後くらいかな」
男って
男であることって、結局はそこなのか
彼は諦めずバイアグラを服用していると言う
「あのね、立たないってことは自信を失うよ、気力がなくなるよ」
「勃起っていうのはね、生殖機能とか快楽のためではないんだよ、男が男であるためのことなんだ」
しみじみと彼は呟いた、、、