たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

映画感想/花束みたいな恋をした


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主人公を演じた二人にはまったく興味はないのだが、昨年たいへん評判になった映画なので観てみることにした、、、

 

映画、文学、漫画、ゲーム、、、今どきの若者のカルチャー、、、学生から社会人、そんな時代を生きている人たちの共感を呼ぶだろう映画、、、昔、青春を送った人たちにも、あの頃を思い起こさせるような映画、、、とくに印象的なエピソードや展開があるわけでもなく、誰にでもあったようなボーイミーツガール、そして同棲、そして別れを淡々と描く、、、クライマックスといえるのかラスト近くのファミレスのシーンでは、あの頃に戻るにはちょっとだけ大人になってしまった切なさが伝わる、、、

 

たいがいは大人なると女の子の方が現実的になり大人になるが、ここでは女の子の方が「今が楽しければいいじゃん」と言いたげで、男の方が現実から目を背けず、夢もあきらめかけてゆく、、、出会った時に履いていたスニーカーも他の好きな物も一緒、考えることもやることなすこと一緒で、これ以上趣味も思考も合致しているカップルはいないほどなのに、それでも結局はうまくいかないってのは悲しいね、、、

 

終電に乗り遅れた見ず知らずの他人男女4人が居酒屋で話しているシーン、、、男が「映画めちゃくちゃ観てますよ」と言うと、隣の女が「たとえばどんな映画が好きなの?」と訊ねると、男は得意げに「たとえばショーシャンクの空とか」と答えた瞬間、目の前で聞いていた主人公の男女は顔を見合わせ口ポッカーン、、、それは「めちゃくちゃ観ている人」が選ぶ映画ではなく「普通に観ている人」が選ぶタイトルだよとツッコミ入れたげに、、、その後ふたりはデートでアキカウリスマキの<希望のかなた>を観にいくんだね、めちゃくちゃ映画を観ていると言った男じゃ観に来ないだろう映画だ、、、

 

3.5☺

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にゃんこの名は「バロン」