なんで映画配給会社は
この映画のタイトルを<追われる男>としたのか、まったく理解に苦しむ、、、
原題は「Run For Cover」
物語
無実の罪で服役中だったマット・ドー(ジェームズ・キャグニー)は刑期を終え、新生活を求めて西部へやって来た。牧畜の中心地マディスンの近くで、彼はデイヴィ(ジョン・デレク)という青年と知り合った。2人が鷹を狙って撃った銃声が誤解され、マディスンの町民は彼らを強盗と思いこんで捕えようとした。直ぐ誤解はとけたが、デイヴィは抵抗して重傷を負い、農場を営むスウェンスンの家で看護をうけた。スウェンスンと娘ヘルガ(ヴィヴェカ・リンドフォース)それにマットの熱心な看護でデイヴィは恢復したが、足の傷がもとでビッコになった。町民は2人に謝罪する気持ちからマットをシェリフに選んだ。マットはデイヴィを代理シェリフの役につかせたが、彼は不具になったのを根に持って正常な人間に反感を抱くようになっていた。ある日無法者ジェントリーの子分が2人、町の銀行を襲った。マットは1人を捕えてデイヴィに渡し、もう1人のモーガンという男を追った。そしてモーガンを捕えて町に戻ると、デイヴィに預けた男は町民たちから縛り首にされていた。
マットは驚いたが、デイヴィにシェリフを勤める気がないことには気づかず、モーガンをとなり町に護送させた。デイヴィはその途中モーガンを逃亡させてしまった。数日後、ジェントリー一味がまた銀行を襲った。マットはすぐかけつけたが、ピストルをつきつけられてどうすることもできなかった。このときマットとジェントリーがかつて同じ囚人仲間だったことがわかり、町民たちはマットを疑ったが、彼は率直に前科者であることを認め、ジェントリーを必ず捕えてみせるといって町民たちとともに一味を追った。ジェントリー一味はインディアンの勢力範囲内に逃げこんだので、町民はマットとデイヴィに後を託して引き揚げた。2人が更に追って行くと、一味はすでにインディアンに殺されていた。デイヴィはここでジェントリーと内通していたことをマットに告げ、彼1人を残して去って行った。マットはインディアンに襲われたが九死に一生を得てデイヴィのあとを追った。捜し当ててみると彼はモーガンと一緒だった。最後の対決で、マットがモーガンに殺されそうになったとき、良心にめざめたデイヴィはモーガンを倒して、自らはマットのピストルに倒れた。(以上、MovieWalkerより転載)
監督がニコラスレイで
主演にキャグニーと聞けば
つまらないはずがない
それなのに
日本国内では語られることもない、埋もれがちな傑作だ、、、
キャグニーが
なぜ米国人にたいへん人気があったのか?
むしろコワモテの悪人顔
役柄も当初はギャングなど悪人ばかりだった
それなのに
人気者の大スターになったのは
やはり映画を観ると理解できる
一言でいえば魅力的
人を魅きつける魅力がある
日本ならば勝新といったところか
顔やスタイルでなく
人を魅了する悪人顔の大スター
映画史上とても稀有な存在、、、