たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

脚フェチに共感を得られる映画/黒衣の花嫁

<緑の部屋>を残して全て鑑賞済みだが

今年は個人的に
「ひとりトリュフォー祭」を開催していて、、、W

過去に観たことある作品も含めて
もう一度観てみている


映画<人間の証明>といえば
碓氷峠の深い谷底に
僕の麦わら帽子がユラユラと落ちていくシーンが印象的だが

はたして
そのシーンは本編でも使われていたであろうか?
もしかしたら
本編では使われずテレビCMでだけ使われたイメージカットではなかったか?

どちらにしても
大昔の一度きりしか観てないので記憶が確かではない、、、

しかし
誰が語ったのか(監督?)
あの麦わら帽子のカットの撮影は
なかなか上手く行かず大変だったという話を聞いた記憶がある

結局
かぶる部分を模造紙のような紙で塞いで
フリスビーのように投げたのだと言っていたような気がする、、、

話が長くなったが

黒衣の花嫁>の中でも
マフラーが風に乗って
街の遠く遠くへと飛んでいくカットがあるのだが

なにか不自然なのだよね

よくよく考えれば
そう上手く風に乗って飛んでいくなんて有り得ないような気がするのだが
トリュフォーのイメージだからね
監督のイメージを具現化するのが映画だからね

たぶん
この撮影も麦わら帽子以上に苦戦したのだろうね

結局
マフラーにも何か仕込んでいるように見える
長方形な紙か何かをマフラーに取り付けているようだ


タラちゃんは<キルビル>の台本を書く際
女が復讐を実行していくこの映画をヒントにしているね
まさしく手帳がそのまんまアイデアになっているね

そう考えると
前日記事にした<ザ・バニシング消失>も
タラちゃん<キルビル>でアイデアを拝借している

ジグゾーパズルのように
数々の過去の作品をつなぎ合わせて
タラちゃんの映画が出来上がっているのが良く分かるね

やはりタラちゃんは
映画史上最も確信犯的なパクリ監督だね、、、


つくづくマンドリン協奏曲♪が好きだね
野性の少年><アメリカの夜>でも使われているよね

ほかの映画でも
トリュフォーではないが
<クレイマークレイマー>で印象的な使い方をされているね

仕事をする時に乗れる曲だよね
オフィスや工場、作業場でエンドレスに流し続けたいね、、、


撮影では
たびたびパンを多用している
しかも変則的なタテ振り、下げパン上げパン

タテに振った後にヨコに振るなんて
まるで素人のような動きさえ躊躇なく実行している


楽観論者と悲観論者の話も面白いね
「陽気なバカ」と「悲しいバカ」

そして
なんといってもトリュフォーのフェチティッシュ
そ、女性の脚に対する異常なほどの執着

この映画の本編では
「女性が足を組んだ瞬間のストッキングのこすれた音が好きだ」と言って
それを録音して、聴いて、悦に慕っている、変態すぎるね、、、⒲

さらに
絹ではなく、ナイロンの方が音が良いと講釈を垂れている、、、(ポッカーン)

しかし
その際は脚のカットを差し込まない
これはいい、うまい、、、

と、いうことで
この映画でもトリュフォーの異常性欲ぶりが
非常に笑えて楽しかった、、、

いっても
十人十色
人それぞれ性癖やフェチ傾向をもっているので
他人の性癖を笑ってはいけない

軽蔑ではなく、ボクは楽しく笑う、、、

真の脚フェチシストには
「ふむふむ」と共感を得られるであろうこの作品である、、、

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