たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ツカミはOK!な映画/恋愛日記

<セントオブウーマン>の中でアルパチーノが言うね
「なんで男は女の脚が好きなのか?それは、な、その先に地球上で最も素晴らしいものがあるからだよ、P***Y!脚はその素晴らしいモノの扉を開く門なのだよ」(記憶違いがあるかも知れないが、だいたいそんな意味のこと)

ラスメイヤーがオッパイフェチで
タラちゃんがケツフェチなら
トリュフォーは筋金入りの脚フェチ

恋愛日記
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南フランスのモンペリエは閑静な都市。そしてその郊外の墓地では、今しも葬送のセレモニーがはじまろうとしている。しかも奇妙なことに会葬者はすべて女。そして故人の名はベルトラン(シャルル・デネール)、一体何が、彼と女達の間にあったのだろうか……。彼、つまりベルトランは流体力学研究所というカタイところに勤める40歳の独身男。いかついマスクでハンサムには程遠い。ところが、この男、変な性癖を持っていた。女だ。ブロンド、赤毛、大柄、小柄、グラマー、スリム、色白、浅黒、OL、人妻……、この世の女に身も世もないベルトラン。といっても別に彼は、痴漢や変質者ではない。彼女達との恋のゲームを唯一の楽しみとしており、彼にとっての女のチャームポイントは脚線美。こうしてベルトランは日夜、モンペリエの町に女性を求めていた。今日もマルティーヌ(ナタリー・バイ)というOLを見つけ攻略し、又、ランジェリー・ショップの41歳の成熟女エレーヌ(ジュヌヴィエーヴ・フォンタネル)にはKOのベルトラン。彼も100%OKというわけではないのだ。でも、まあ平均すればいい方な彼の戦果は、デパートで見つけたブロンド、映画館の暗闇の人妻……。そして彼は、これら万華鏡のような女達との交渉を1冊のノートに書いていた。女の世界を再構成していくのだ。でも、人妻デルフィーヌ(ネリー・ボルジョー)との火遊びは度をすぎ、彼女は夫を撃って獄につながれ、彼は誰かに下の病気をうつされてしまった。そうこうしているうちに、「漁色家」と題する彼の原稿は出来、ある出版社で本になることになる。そのため、彼はパリに向かった。女性編集者のジュヌヴィエーヴ(ブリジット・フォッセー)は、本のタイトルを「女達を愛した男」と変えるように進めた。そして、ベルトランが昔パリ時代の別れた愛人ベラ(レスリー・キャロン)との感慨深い再会を果したのは、この時だった。一方、彼とジュヌヴィエーヴとは、出版の関係でその後、時々逢うようこなり、やがて結ばれる。そしてクリスマスの夜。ベルトランは、ジュヌヴィエーヴと連絡がとれなかったため、いつものように夜のモンペリエにハントに出かけた。だが、向かい側の通りの2人連れに目をうばわれ、車線を横切った瞬間、ベルトランの身体はボンネットに乗り上げ、凄い衝撃で舗道にたたきつけられた。彼は一命はとりとめたものの、病院で身動き出来ない状態だ。でも看護婦が抜群の脚線美だったため、彼の悲劇がはじまった。もうじっとは、していられない。でも身体を動かすと……。今、ベルトランの葬儀が女達に囲まれ行なわれている、、、(映画.comより転載)
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今にも埋葬が始まろうとしている
墓に向かう人達、、、と、いっても女性しかいない

そう、彼の人生には女性しかいないのだ

主人公を端的に表現し
観客に主人公への興味を持たせるオープニング
ツカミはOK!

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売れない小説家が
自分の女性まみれな人生を執筆し
「恋愛日記」と名付けられ出版される

トリュフォーでは同じように
逃げ去る恋>でも主人公が
自らの女性遍歴を綴った本を出版するエピソードがあるが
「アントワーヌドワイエの冒険」からまだ続いている
シリーズとは別の一本とも考えられる
いや、更にパワーアップした一本だ

ただね
「恋愛日記」なのかねぇ
ボクには「変態日記」が相応しいと思う
もしくは「異常者の物語」「セックスハンター」
または「トリュフォーカサノバ」または「ドンファン
女を射止めるためには努力を惜しまない男の「狂人的な日記」
「愛」はこの映画から感じられないし
主人公が何故そうなり、どんな人生を歩んできたかは語られない、、、

黒衣の花嫁>でも
録音された「ストッキングのこすれる音」に喜ぶエピソードがあるが
ここでも「ストッキングの衣擦れの音」に奮い立ちデートに誘うというシーンがある

いったいトリュフォー
どんだけ脚フェチなのかー恐るべし、、、

ま、
次から次へと主人公と結ばれる女たち
女たちもそれぞれ性癖、性格があるが、
男は心底女に惚れはしない

いつも自由でありたい
孤独でいたい主人公

愛を求めているのではなく
一時のぬくもりだけを女に求めている
そして願いを達成するまでの過程を楽しんでいる
もしくはスリルを味わっている、、、

ただね
時々
振り回されて嵌っちゃう女もいるね

嫉妬深く、時と場所と方法を選ぶ女
ある時は車の中で、ある時は屋外で、そして試着室のなかで(外には大勢の人、ドキドキ)、、、

バカは死ななきゃ治らない
いや、バカは死んでも治らないをラストで描いて見せた一本、、、

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