東映エロ/グロ/アクション、というか、ピンク映画の「古典的名作」と呼ばれる鈴木則文監督<不良姐御伝_猪の鹿お蝶>をらん姐さんのお薦めで鑑賞した、、、荒木一郎が音楽を担当しているらしい、出演はしていないのだね、残念、、、幅広く音楽を熟知しているようで、場面に合わせて様々な曲調を用意している、、、、「対位法」だね、殺伐としたシーンに甘い旋律を載せる、そんなアイデアは荒木一郎が提案したのか?それとも監督からの要望に応えたのか?
とにかくこの映画、冒頭、主人公が全裸で雪の中での大立ち回りに圧倒される(見せちゃいけないところが映っていないかのハラハラドキドキも)、殺陣としては巧いのかどうか分からないが、とにかく池玲子が迫力があるのだ、、、どうやらタラちゃんもお気に入りで<キルビル>でオマージュされている、、、すごいもの見せられている感と、これから先がワクワクする期待度が俄然UP!で、まさに、ツカミはOK!
ぉ、クリスチーナリンドバーグ、、、もともとあった脚本に配役されて呼ばれたのではなく、来日する彼女のために設定が用意されているようだ、幸運にも鈴木則文と中島貞夫の監督作品で日本での仕事を成功させたのではないだろうか(単なる客寄せではなく、東映も彼女をキチンと扱ったの意味)、、、
物語はまったくのベタだけど、金をかけているようにも見える屋外セットとか、見るべきところも色々あって、ま、その筋の「古典的な名作」なのだから観ておいて損はない一本だ、、、