たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

ツカミはOK!な映画/月光の女

The Letter


いい監督って
物語の入り方が
ほんと上手いよね

とくに奇をてらったり
インパクトを与えたり
特別なことではなく
すぅっと入っていく感じがいいんだよね

この映画もそれ

まったくセリフなく
次のような導入部だ

満月の夜
暑苦しいような南国の屋敷の敷地内
木から白い液体が流れてそれを採取している
ゴムの栽培のようだ
外の小屋で各々過ごす大勢の作業員らしき者たち
横移動、クレーンUP
キャメラが自然に動いていく
突然の銃声
キャメラの向こうに
撃たれる男と
男を追いかけ執拗に撃ち続ける女
観客が第一目撃者になって物語が始まる、、、

ハズレのない監督ウィリアムワイラー
駄作がない監督だね
この映画もスベらんわ~

そして
ベティデイビス

「私は私のキャリアの中で同じ演技をしたことは一度もない」と、

本人が豪語するように
たしかにベティデイヴィス印ではなく
確実にそのたびにその役柄を演じている、、、