たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

生田悦子

女優の生田悦子さんが亡くなった

ボクの世代だと
生田悦子といえば
欽ドン!良い子悪い子普通の子」に出ていたOL姿の女性

あまり印象にない女優さんだったのだが
ひと世代ふた世代上の人に訊くと
時代劇の御姫様役などで若い頃は人気があったそうだ、、、
(あと、独身時代のアントニオ猪木とも付き合っていたそうだ)

ボクの知っている生田悦子さんは
一緒に仕事をした数日間の姿

故人なので控えめに
そして出来るだけ良いように表現すれば
「怖いほど、仕事に厳しい人」(笑

あまりの激しさに
撮影現場へ顔を出しに来ていたクライアントの人たちが
ビビッてひいていたのが、すごく笑えた、、、

メイクやスタイリストがことごとく
生田さんに怒られて
泣いてボクのところにくる

「たっふぃさん、生田さんが仕事させてくれないの」
指一本触れさせてくれないので仕事にならない
その上、泣くに至った何かしらあったようだ

しかたなくボクが控室にいって
キチンと正座して
生田さんをなだめるように説得すると

「たっふぃさん、あの人たち、何もしないのよ、仕事にならないわ」という

「しょうがない連中ですね、すぐにクビにしますから、
ここのところは準備だけはさせてください」と調子よくお願いすると

やっと「仕方ないわね」と言って
メイクとスタイリストを部屋に通した、、、

ところが、スタジオに入り
いよいよキャメラが回り出すという頃

スタジオの隅に居たメイクとスタイリストを見つけた生田さんが

「*****まだ居た****ーーー!!!!」と叫んだ

そしてボクに向って
「たっふいさんさあ、あなた言ったわよね、
すぐにクビにするって、準備だけだって、どうなってんのよー!」

「はいはいはい、まあまあまあ、
その辺は撮影が終わってから、お話ししましょう
とりあえずここはキャメラ回りますから~」と笑って誤魔化した、、、

生田さんに限ったことではないが
女優さんたちは、スクリーンやテレビのブラウン管(昭和)で見るイメージとは
まったく違う人が多い、、、

あ、懐かしくも、恐ろしい
でも、何故かボクにはちょっと優しかった生田悦子さん、、、R.I.P.

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