またNETFLIXから
たいへん良い映画が生まれた<2人のローマ教皇>
今年の米国映画の優れた映画の上位には
NETFLIX作品のタイトルが並ぶ
まさに米国映画界を席巻している、、、恐るべしNETFLIX、、、
もしもコレがセットなら更に驚くけど
バチカンの全面協力なんだろうね
それでしかなしえない本物の美しさ
ロケーションが素晴らしい
でもね、実は、
前半に関してはあまり感心していない
カットを細かく割って
キャメラも意味なく揺れる
まるで「仕事してますよぉ」と、アピールでもしているかのようにさえ感じ
まったく落ち着かないのだ
そりゃね
必要なときはカットも大いに割るべきだし
キャメラの揺れも効果的な動きになりえる
動きとしては単調だからそうしたのかも知れないけど
基本キャメラはFIXでいて欲しいんだよね
たしかに
教会内での逆光で深い画など
なかなか良い画も撮れているけど
ロケーションの美しさに救われているのも事実だ
そういう意味では、ね
いたってテレビ向きに作っているんだよね
なぜなら
長回しで撮るべきところを、そうしない
映画を拒否しているかのように、テレビ寄り
「テレビと映画の違い」テレビはタダ、片手間に観る人もいる、映画のように金銭を払ってスクリーンに向かって凝視はしない。映画は観客が見つめている前提で撮られているから余計なセリフがなく、観客は演者の表情から読み取ったりもする。テレビで映画と同じようにやったら「難解だ」と思う人がいるかもしれないし、離れた場所から片手間に観ている人がいるかもしれないという前提にたって「僕は悲しい」とわざわざセリフで言わせることになる。だけど、現実社会でそんなことを言う人はいないし、反対に映画の本編中でそんなセリフを言わせる監督がいたら監督失格だ。(自分の以前の記事より転載)
会話劇だから仕方ないけど
仕方ないからって
カット割ればいいってもんじゃない
って
<シティオブゴッド>の監督に講釈垂れるオレ、いやボク、、、
アンソニーホプキンスとジョナサンプライスの演技というか
まるでありのままの姿は
この映画の大きな財産
「妥協したんだ」「いや、変わったんだ」
3.5☺