たふえいんといなあふ 不思議な魔法の言葉 

No Movie, No Life、、、映画と食べものと、ときどき天然妻、、、

新)映画/絶対的な評価

<死ぬまでに観たい1001本の映画>なんて本がある
映画鑑賞のガイドとしては
かなり優れていると思ふ

選考基準は
年代や国やジャンルに関わらず
映画史上で初めて何かの試みをした
または、のちの映画に影響を与えた
その時点では新しい挑戦をした
そんな作品を選考している

だから
映画自体が感動するとか
必ずしも秀でているとはいえない作品でも
映画史的に何らかの役割を果たしていれば
この1001本の中に入る
いわゆる映画史上のエポックメイキング的な作品たちだ、、、

映画史上
はじめて高い位置から被写体を捉えた
はじめて被写体と平行して移動撮影した
はじめてキャメラを手持ちで撮影した
はじめのトーキー映画
はじめて実写とアニメを合成した作品
はじめて駒撮りでメイクをして変身シーンを撮った
などなどなど

こーゆー作品たちは

後の作品たちに大きな影響を与えた
先駆者としてリスペクトしなくてはならないし

価値ある映画として
きちんと評価しなくてはならない

それこそが
オリジナリティだし
クリエイティビリティといえるのだ、、、

と、

ここまでは、2015年12月15日に
ボクが書いたものの転載なのだが、

今回
追記したいことがある

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世界中の映画という限りは
古今東西の映画が対象だが
どうしても選考される作品は欧米の作品が主となる

アジアなど
欧米以外の国の作品は非常に少ない

少ないなりにも日本は欧米以外では
多くの作品が選ばれている方だ
(それでも少ないと思うが!)

25作品
1001本のうちの、たった25作品だ

そのうち
溝口、小津、黒澤、市川だけで15作品

残菊物語、羅生門、生きる、東京物語雨月物語七人の侍山椒大夫ビルマの竪琴蜘蛛巣城、浮草、秋刀魚の味、雪之人丞変化、東京オリンピック、デルスウザーラ、

砂の女、鬼婆、愛のコリーダ楢山節考タンポポ、AKIRA、火垂るの墓、リング、オーディション、千と千尋の神隠し

以前の選考では、
もののけ姫、御法度、鉄男も入っていたが、、、

これを見てどう思うか?

日本はいつまでたっても
50年代前後の評価でしかないんだよね

しかも
日本人なら高い評価を与えるような作品
木下、成瀬、増村、山中、川島、
そして一時期、黒澤よりも評価されていた小林正樹の作品でさえ
1本も顔を出していない

世界のキタノとかいっても
ソナチネ><HANABI>は入っていないのだね

これは
どう解釈するべきなのか?

評価する上で
その民族でしか理解できない
細かな感情や価値観、思考までを
他の地の選者では
理解し、はかることができないのだね、、、

ま、
それにしても
この<死ぬまでの観たい1001>
ここに選ばれた作品は
映画マニア、シネフィル、映画バカならば観ておきたい
いや、観るべし!

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