吉田大八だし
原作は三島由紀夫だし
思い切り期待して観たけど
正直
ガッカリな結果になった、、、
脚本は面白い
でも、
映像にするとつまらない
その好例、というか悪例、、、
マンガ的な展開は
きっと台本で読むと面白いんだろうね
でも
撮ってみたら
意外と面白くならなかったみたいな、、、
ところどころ
面白い撮り方もあったけど
ぜんぜんノレない、、、
メッセージ性が前面に出ているのに
まったく聞く耳を持ちたくもない、、、
(きっと、語られ過ぎて、新しさのないメッセージだから)
いいセリフはあったよ
「人間はこの星を美しいというけど、この自然を美しいというけど
美しくない人間たちがいうところの美しさだよ」
まったく出鱈目で正確ではないのだけど
だいたいこんなことを言っているセリフだった
こういうのはいいね
美しいという感性は人間の勝手な感性
宇宙的な感覚で見た場合の美しさとは何であろうか?
それは精神的なもの、心かも知れないし、
まったく違うもの違う感性かも知れない
この作品を観る場合
<未知との遭遇>も意識せざるを得ない作品だけど
足元にも及ばないね、まったく及ばない、、、
<未知との遭遇>はテレビのUFOバラエティ番組の延長にあって
それはこの作品でも意識しているけど
スピは余計なメッセージを持ち込まなかったね
それだから面白かった
観客は主人公とたちと同様に体験する映画であったが
この映画はそういう作り方ではないね
ほんとうは感想など書かずにスルーしてもいい作品だけど
吉田大八だけに、三島由紀夫だけに、
書いてしまった、、、
P.S.
ただね、
ラストのリリーフランキー父が上空高いUFOの船内から地球の家族を俯瞰で見るショットは良かったなぁ、、、あれがね、最後に見るのが青い地球でないことが、この映画の真のメッセージなんだよね、、、
2☺