二度目の感想文になる
年に一度は見返す映画
<静かなる男>
<質屋><フェリーニのアマルコルド>とこの作品が
ボクのフェバリットでもあり
作品の出来としても
ボクが思う映画ベスト3本だ
アカデミー撮影賞に輝く
ウィントンホックとアーチースタウトによる
美しすぎる名画
「目が奪われる」とはこのことだ
もっとも美しい映画の一つと言えよう
オールローケーションではなく
スタジオでスクリーンプロセスで撮られたシーンでさえ美しい
フォード&ウェインの名コンビの
乾いた土地、西部劇の地とは異なる
ロケーショーンが素晴らしい
色調、照度が素晴らしい
物語はシンプル
米国から祖国アイルランドへ戻った男の話
結婚したい相手の兄に結婚を許してもらうまでの男の話
アイデンティティ、風習、文化、考え方
激しい気性、厳格、家族、社会、こだわり、無骨さ、負けず嫌い
日本でいえば「九州男児」のような
その土地の人たちを表現する言葉があるが
アイルランド人の気質
アイルランドのことなんかよく知らない極東の人間でも
彼らのことが分かった気になる
藁ぶき屋根、アイルランド式の家屋が
特徴的
赤のギンダムチェックのテーブルクロス
スカート、バラなどなど
赤が印象的に使われている
めし、ケンカ
まるで宮崎駿の映画のように
マンガ的に感じる部分もある
宮崎駿はこの映画の影響を受けているのは確か
と、
うだうだと書き連ねてきたが、
素晴しいシーンの数々から
とくに好きなシーンはコレ
名コンビ
ジョンウェインとモーリンオハラの
息の合ったやりとり
互いの感情をぶつけ合う動きが素晴らしい